腰痛でお困りのあ・な・た 腰痛を治そう!!主な腰痛症について 大阪市東住吉区南田辺 おくだ鍼灸整骨院
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    主な腰痛症について
始めに
       腰痛の種類
ギックリ腰
筋筋膜性腰痛症
変形性腰痛症
骨粗鬆症(ポローゼ)による
圧迫骨折による腰痛症
腰椎分離症・すべり症
腰椎椎間板ヘルニア

 ○ヘルニアとは?

 ○症状はなぜ起きる?

 ○どんな症状があるの?

 ○診断は?

腰椎椎間板ヘルニアの
お医者様の治療は?


治療のポイントは?

腰部脊柱管狭窄症

その他の稀な腰痛症

 腰痛を治そう!!(三部作)
  急性の腰痛を治そう!!
 腰痛の慢性化を防ごう!!
  腰痛を治そう!!



腰痛を治そう!!

             主な腰痛症について



鍼灸院や整骨院に来院される多くの腰痛や、

皆さんが心配される、腰椎ヘルニアなどを説明しております。

お役にたてればと思っています。



                      はじめに



腰痛を訴えられて我々の整骨院や鍼灸院に来院される患者さんはきわめて多い。

一方、病院などでも腰痛症は非常に頻度の多い疾患です。

しかし、MRIなどの画像診断などをもてしても、その多くの原因が確定でないのが実情です。

一般の医院においてもレントゲンの画像診断などにおいても

約70%ほどが確定診断ができず、

椎間板ヘルニアが4%、脊椎圧迫骨折が4%、脊柱管狭窄症が3%、脊椎すべり症が3%

悪性腫瘍が0,7%、化膿性脊椎炎においては0,01%

この腰痛も、皆さんがよくご存じの代表的な疾患である腰椎椎間板ヘルニアを含めても、

外科的手術の対象となるのは、そのうちのせいぜい5%です。

ですから、あ・な・たの腰痛と「うまくつきあう」ことが非常に大切になります。

それほど難しいことではありません。 ご安心ください。

当然、検査の結果、手術が必要な場合もあるでしょう。

あるいはご自身の生活クオリティーを高めるために手術に踏み切るのも良いでしょう。

手術の必要な腰痛は非常に少ないのです。

多くは保存療法で日常生活が可能なのです。

すべては、あ・な・たが、どのような状態を望むのかです。

あ・な・たの腰痛をよく知り、あわてず、焦らず、落ち着いて対応してください。

このHPがお役に立てれば幸いです。


   腰痛の種類



急性腰痛症(ぎっくり腰)

重い物を持って腰をひねったり、腰を打ったりなど、

日常のちょっとした動作で急に腰にギクッとしたショックを感じ、

痛くなるという状態を急性腰痛症といいます。

ちなみに、ドイツ語ではぎっくり腰を「 ヘキセンシュース

(魔女の一撃)」といっています。

それほど衝撃的の痛みを感じ全く動けなくなる場合もあります。

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筋筋膜性腰痛症

腰部を伸展する筋肉には筋膜が取り巻き、

そこには筋膜を貫通する細い神経があります。

そして縦に走る筋膜繊維の間で、

ねじれを起こしたときに激しい痛みが生じます。

布団を急に持ち上げたり、急に越しをひねったときなどに、息もつけないほど激しい痛みに襲われることがあります。よく「筋をちがえた」といいますが、それが筋筋膜性腰痛症です。 

上記の2種類が日常最もよく診られる多い腰痛で、

痛みは激しい痛みからわずかな痛みまで程度の差はありますが、

動作時には痛みますが、安静にしていると痛みは和らぎます。



神経痛のように安静時にも神経に沿った鋭い痛みが走ったり、

いつもピリピリ痛んだりすることはありませんし、


ヘルニアのように下肢の筋力低下、知覚麻痺などの症状はみられません


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変形性腰椎症

高齢者の腰痛の代表ともいえるのが変形性腰痛症です。

体の運動単位の椎体と椎体のあいだにある椎間板の水分が少なくなり

椎間板腔が狭くなってしまいます。

そして椎体の端に余分な棘(トゲ)、つまり骨棘ができ始めます。

そして進行して骨棘が完成され後部の椎間関節にも無理がかかって、

骨硬化、狭小化がおこります。

症状としては背中や腰の痛み、筋肉の緊張による突っ張り感、

重だるい感じ、ときにしびれや痛みがあらわれます。

しかし、最も特徴的なのは動作時の痛み、それも動作の開始時の痛みです。

よく朝よっこらしょと起きあがり、腰をトントンとたたいたり腰を伸ばす運動をしてから歩き始めますね。そしてしばらく歩くとスムーズに歩けます。

あるいは圧迫骨折の後遺症も変形性腰痛症の一種になるでしょう。


どちらにしても、老化した骨や変形した骨は治らないし、

変形した骨=痛みではアリマセン

痛み=変形ではアリマセン。


変形した関節を基盤として、何かの外力や・靭帯・腱・筋などの

緊張、筋肉の短縮などの原因などが複雑に絡み合います。

以上の3種類が最も多い腰痛です。


この上記、3種類の腰痛は

関節周囲の、靭帯・腱・筋肉などの関節運動の正常化を図ることで、

効果も上がり、治療に反応しやすいので、心配は要りません。

ご安心ください。


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その他の腰痛




骨粗鬆症(ポローゼ)による圧迫骨折などによる腰痛症

骨量は30代でピークを迎えますので、骨の量が減ってくるは加齢

変性のひとつです。

ほとんどの場合はこれといった症状はありませんし、それだけで病気

であるともいえません。

骨粗鬆症=痛みの出現ではアリマセン

痛みの消失=骨粗鬆症の治癒ではアリマセン

更年期障害とともに、中年以降の女性の病気の代名詞の閉経により女性ホルモンであるエストロゲンの分泌減少による閉経後骨粗鬆症と男性にもみられる老人性骨粗鬆症です。

治療はカルシウムの投与ですがカルシウムは運動をしないと骨に沈着

しませんので運動は欠かせません。

最近の薬としてビスフォフォネート製剤、ラロキシフェンが使用され

て一定の効果もみられていますが、

そうかといって運動が不必要になったわけでもありません。


骨粗鬆症により

<円背の形成>

年をとって背中が丸くなったり背が低くなったりするのは、骨の中身

である海綿骨がスカスカになってつぶれてくるからです


円背の姿勢により背中・腰痛、脊柱の運動制限などが起こります。

そして軽度の外傷により、脊椎圧迫骨折を起こしやすくなります。

骨がつぶれるというのは、椎骨の圧迫骨折ですから、当然

背中や腰に痛みを生じます。

背中の骨が折れるというとビックリしますが、

多くの場合は少しづつ背骨の構成単位の椎体の底が欠けていく状態

になります。


多くは、腰椎1番と胸椎12番の椎骨圧迫骨折。

次いで、腰椎5番の椎骨の圧迫骨折が多い。

これを繰り返すうちに脊椎の変形は強くなってきます。

ときにはギックリ腰のような急性の痛みで動けなくなることもあります


臥床安静が基本です。

手術はまずアリマセン。

長期の臥床は、骨格の弱体化をおこし、悪循環におちいり、心臓や肺の

合併症や、ボケの進行にもつながりますので、痛みが落ち着けば、

なるべく早く離床しリハビリに勤めましょう。

背筋のエクササイズ(T)より

エクササイズ(1)  エクササイズ(2,3,4)

無理をしないで、痛みが出ない範囲から始めましょう。

骨粗鬆症による三大骨折は

「脊椎圧迫骨折」「大腿骨頚部骨折」「手首の骨折」です。

とにかく転ばないこと、しりもちをつかないことです。

詳しくは骨粗鬆症についてから



予防は骨密度を高めたり、円背の予防から始めましょう。

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腰椎分離症・すべり症

腰椎椎弓(椎体の後方にあり、脊髄を保護する屋根のような働きをする部分)の上関節突起と下関節突起との間の骨の連結が絶たれた状態を分離症、これにすべりが加わったものを分離すべり症といいます。

つまり上半身と下半身をつなぐ腰骨の一部が切れて「たが」がはずれ

たようになり腰が不安定になった状態を分離症、

さらにすべりが加わったものを分離すべり症といいます。

ふつう第五腰椎または第四腰椎に起りやすくなっています。


また人間の進化の過程・・・・

四足の姿勢から直立姿勢に移行し、一転してその動きが変わってしま

った脊椎関節構成単位のために未分化、未発達の人も多い。


第五腰椎と第一仙骨の連結は依然進化の過程で個体差が大きい。

したがって特別心配はいらない。


発育期(10〜17歳)

骨の発育が最も盛んで身長もどんどん伸びる時期であり、

同時に疲労性骨折が発生し始める時期でもあります。

この時期の無理なまた過酷な練習

野球のピッチャー、サッカー、バレーボール、体操などの中心選手

を、している人に多く発生しやすい。

この時期にの腰痛でレントゲン検査で椎弓に骨折腺が認められれば、

しばらくはスポーツ活動は中止する。(約3ヶ月間は必要)


<スポーツの指導者や親御さんにお願い。>

この時期はお子さんにとって非常に大事な時期です。

それは特に腰に限らず、肘、膝・足首などの関節にとって重要な時期
です。

目先の選手の地位を獲得することも重要でしょうが、

将来に禍根を残さないために、テクニックに走らず、

基礎体力つくりを基本に指導してあげてください。

お願い申しあげます。


治療すればまず分離症、すべり症に進むことはまずありませんし、

すでに発生後であっても、先天的な分離すべり症ですので適切な治療

をすれば問題はありません。


青壮年期(20〜30歳代)

レントゲンを撮ってみると、

腰の骨が切れていたり、すべっていたりでたいへんなことが起こって

いるように見えますが、

その症状の多くは軽い腰痛程度であったり、何の症状がなかったり、

またとても痛い時期とまったく症状のない時期があり、

その期間が年単位で長い人もいれば短期間で繰り返す人があります。


高齢期(60歳以上)

この時期になると単純な腰椎分離というよりも、

変形性脊椎症などの加齢変化も加わりいろいろな原因が考えられます

が、分離症による不安定性はあまり問題ではなくなります。


以上のようにレントゲン検査では、

大変重篤なように感じられる腰椎分離症・すべり症ですが、

キチント治療し、ケアさえしておけば、

あまり心配されなくともよいと思います。


<部位>

主に第5腰椎、時に第4腰椎に起こる。

分離症は正常人でも5%くらいに見られる。

<症状>

局所の不安定性により、脊椎周囲の知覚神経を刺激して、

腰痛を起こすといわれています。

<治療>

コルセットの着用、

一昔前では、青年期の肉体労働者の場合に固定手術なども考えられました

しかし現在では、ほとんど手術の必要はないというのが通説です



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椎間板ヘルニアに対する説明は長くなります。

最初に述べたように外科的手術の対象者は5%です。
どうしても心配な方は専門医をご紹介します。 ご安心下さい。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは青壮年者におこる腰痛の代表的なものとして、

一般によく知られています。

ヘルニアと診断されて心配されている方も多いと思われますので、

少し詳しく述べることとします。

ヘルニアとは?

腰部の動きはをみてみると、

前後の曲げ伸ばし、(屈曲、伸展)

左右のねじり、(回旋)

そして左右の横への曲げです。(側屈)

腰の骨は通常五つあります。

また腰と腰の骨の間には、前の方には椎間板があります。

椎間板には繊維の輪でできており、中に髄核というゼリー状の内容物

が入っています。

(バームクーヘンのように何重もの輪になっています。)

まわりの筋肉と助けあって腰に対する大きな負荷を柔軟に支え、

スムーズな動きを確保します。


椎間板は年齢を取るとともに髄核の、みずみずさが失われて、

割れ目が生じてきます。


髄核はゼリーのゲルですので、

その割れ目にしみこんで膨張しようとします。

そして、腰に何かの動き(多くはひねりと大きな圧力が加わる動作)

によって、繊維輪が破れて、中の髄核が外に飛び出した状態を

「腰椎椎間板ヘルニア」とよんでいます。


ヘルニアとは「脱出」という意味です。

椎間板の中身にあるゼリー状の物が飛び出した状態です。


アンコの入ったバームクーヘンの中からアンコが飛び出した状態です。


それだけでは特別な症状は起こりません。


そして症状がおこる原因には

1、飛び出したヘルニア塊(髄核)が後ろにある神経や脊髄を圧迫し

初めて、

腰痛あるいは坐骨神経痛症状や下肢のしびれや知覚麻痺や運動麻痺、

ときには大・小便がでにくくなる膀胱直腸障害、

インポテンツといった重い症状を引き起こすこととなります。

以上がヘルニアによる神経根圧迫症状と呼ばれる典型的な症状です。

特に進行する下肢麻痺、膀胱直腸障害が出現すれば手術の適応
となるわけです。


その他の症状の原因


靭帯の炎症

また腰の運動単位として

椎体・椎間板・椎体椎間関節棘突起・靭帯・棘突起、があり、

これら椎体周辺の靭帯や関節包など、軟部組織の炎症の関与です。

椎体の後方で椎体と椎体の固定を補強している靭帯の付着部が、

飛び出したヘルニア塊に刺激されて炎症を起こし痛みが出現し、

これが慢性化すると、この部位に肉牙組織がつくられ、ますます

炎症を治りにくくしています。


このような状態をエンテソパチー(靭帯付着部炎)と呼んでいます。

同じようなことには、

スポーツ障害としてよく知られているテニス肘やアキレス腱周囲炎

などでもみられ、いずれにしてもよく使う筋肉の付着部分が、

運動のたびに引っ張られたり、衝撃のために炎症を起こすものです。

慢性化すると、肘関節やかかとの骨の周辺に肉牙組織を形成されます


同様の
ことが、腰椎の関節で見られます。


3、科学伝達物質の作用によるもの。

ひとつには椎間板組織の炎症物質の発生

これは脱出した椎間板組織に多く含まれる「フォスフォリパーゼA

2」や「P物質」と呼ばれる炎症物質の強力な炎症源により、

神経受容器の興奮による痛みの発生。


もうひとつには、椎間関節の炎症物質の発生

また腰椎の後ろを支える関節も、複雑に連結しあう筋肉や靭帯の

それぞれからも「サイトカイン」という炎症物質の発生も、

痛みの原因になります。

いまやヘルニアは、単なる神経の圧迫という機械的なことだけでは、

解決できないといううことがわかると思います。

しかし、腰の痛み以外に症状がないのにもかかわらず、MRI検査法

で腰椎椎間板ヘルニアと診断される場合も多く見受けられます。

これは画像が強調して見えすぎるためで最近は、

「MRIヘルニア」と呼ばれています。

つまり、

ヘルニアは存在するがヘルニア特有の症状が見られないことが、

よく起こるのは以上の理由によることが解ります。


症状>

あたりまえですが、

● 腰痛です。腰痛は主に運動痛です。

つまり身体を動かす時に痛み、

特にお辞儀するように状態を前屈するときに痛みます。

またこの動作で片方のお尻から足に痛みが響きます。

咳やくしゃみをすると、腰だけでなく足まで痛みが響くことが多い。

これは脊髄の周囲の脊髄液の圧力がくしゃみなどで上昇し、

神経根のヘルニアによる刺激が増強されるためです。

横になると楽なのは椎間板の内圧が減少するためです。


よく布団は堅いほうがよいといわれるのは、

布団が柔らかいと、骨盤が沈み、腰の反りが強くなうためです。


● 下肢痛

根性坐骨神経痛と呼ばれるものでヘルニアにより圧迫刺激を受けている

必ず、神経根の高さに相当する痛み、シビレが出ます。

また筋肉の力も弱くなります。

ヘルニアが神経根を圧迫し続けると、痛みよりもむしろ、知覚麻痺、

筋力の低下・麻痺が主体になります。

診断に使われます。


● 神経痛

神経痛にもいろいろあります。くわしくは別の機会にしますが、

ヘルニアによる神経痛は根性神経痛と呼ばれています。

脊髄神経は頚椎と腰仙椎部では脊椎管から椎間神経孔をくぐって外にでた各神経根が集合離散を繰り返して神経叢をつくり、手足の末梢の感覚器、運動器を支配して今d巣。一本の神経根が損傷しても、他の神経根がその働きを代償できるようになって人体を守っています。

この神経叢より脊髄に近い部分が神経根と呼ばれる部分です。


<診断>に重要なことは

まず

1、脊柱症状

頚椎、胸椎、腰椎の大まかな動き。

痛みに対する逃避性の動きなど。

腰椎の動き、指尖距離の測定。

2、神経根刺激症状の有無。

3、神経脱落症状の有無。

4、MRI、CT所見など


主に、以上の四つの総合的な診断によって決定されます。



どのような検査で確認するのですか?

まず最初に理学的な検査を行います。

1、動作の確認


2、下肢の神経学的検査

*下肢挙上試験(SLRT)陽性・・・第五腰髄神経根(L5)あるい
                 は第一仙髄神経根(S1)障害

*大腿神経伸展試験(FNST)陽性・・第3、4腰髄神経根障害

3、神経脱落症状の確認

下肢筋力低下の簡便なチェック

*つま先立ちでの踵の上がりが悪い場合はひふく筋(S1)根の障害

*踵立ちでの足指の背屈が不良の場合は前脛骨筋群(主にL5支配)

 の筋力低下を示唆する。

*足関節背屈、足の指の背屈の筋力低下はL5

*足関節底屈、外反、足の指の底曲の筋力低下はS1

*足関節の内反はL4

*筋肉の萎縮の有無

 大腿周囲長、下腿周囲長の計測

 健側と患側が2センチ以上の差

知覚検査

*おおむね、下腿内側はL4根、下腿外側はL5根、

 外果下方および足底の知覚障害はS1の障害を示唆する。

 足の親指と第2指の間の知覚障害はL5の固有知覚障害

反射

*アキレス腱反射(ATR)の消失あるいは減弱はS1の障害、

*膝蓋骨反射(PTR)の消失、現弱はL4根の障害を示唆する。


1〜3が理学的検査と呼ばれている検査です。

陽性か陰性かを確認しどこにヘルニアが存在するか、

痛みや麻痺がヘルニアによるものかどうかの確認をします。

そして

以上の所見とMRI検査などを参考にして、

画像所見と理学的所見が一致した場合に初めて、

腰椎の第○番のヘルニアによる腰椎椎間板ヘルニアと診断します。


どうでしょうか?

ヘルニアと診断された患者様で、上記の症状が存在しますか?

ほとんどの方は腰痛のみか、

腰痛と下肢にかけての痛みか痺れ感程度の人が

多いのではないでしょうか?


特にヘルニアが神経根を圧迫し続けると痛みよりは、

必ず筋力低下の麻痺と知覚麻痺が起こります。


痛みはかなりの激痛であっても、

筋力の低下、知覚の障害(ピン等で皮膚を擦っても感覚がない)

がなければ必ず治りますのでそれほど心配なさらないでください。

手術の心配はまったく必要ありません。


このように腰椎椎間板ヘルニアの診断は、

症状と理学的検査が非常に一致しますので、正確な診断が可能です。

反対に画像診断のみのこだわると、失敗する場合が多いのです。

画像診断はむしろ、ヘルニアの診断に使うよりも、

悪性腫瘍などの隠れた疾患の有無の確認診断に使うべきでしょう。

危ない腰痛から


多くは腰椎椎間関節周囲の不都合による痛みが多いようです。

そして、神経根による障害ではなく、

腰椎・仙骨の神経叢が刺激され、痛みが強い場合が多いようです。

治療のコツはそれほど難しくはありませんが、
すこし時間がかかるのと患者様の協力も必要になります。



不幸にしてもし、神経根圧迫症状がある場合でも、

膀胱直腸障害がなく

下肢の筋力の低下が進行しなければ、

保存療法によって治癒する可能性は十分ありますので、

決してあきらめないことです。


進んだ画像診断(MRI)のおかげでヘルニアが吸収されることも、

事実としてわかってきました。



但し充分な症状の経過観察が必要なことはいうまではありません。



膀胱直腸障害もなく、下肢の麻痺がないのに、痛みが強くガマンができない期間が長く続くのであれば、生活のクオリテーを高めるために手術をすることも否定しませんが、


手術のリスクのことも充分考慮のうえ、お医者様と充分ご相談され

決定すれば良いでしょう。


脊椎手術ドットコム を参考に

当院でもご希望ならば専門医をご紹介させていただきます。


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腰椎ヘルニアに対する、お医者さまの治療は?


基本はやはり保存療法です。


腰痛と下肢痛が強く、安静にしても改善せず、

急激な麻痺が進行すれば、手術です。


しかし、一般的には、

● 安静

臥床安静です。

股関節、膝関節を軽く曲げ、横になることです。

急性期は湿布、慢性期は温熱療法。


● 牽引療法

いろいろな意見がありますが、アメリカなどでは無効と結論付けてい

ますが、日本はまだまだ牽引療法が続けられています。

ようやく最近では、ヘルニアに対してあまり有効性は認められず、

1ヶ月間ほどで見切りをつけるというのが一般的になりました。


● 装具の着用治療

皆さんもよくご存知のコルセットの着用です。

ダーメンという軟性コルセットが主体です。

いろいろな種類がありますが、間違ってはいけないのは、

腰椎の固定が目的ではなく、

胸腔内圧、腹腔内圧を高めることで、腰椎の椎間板にかかるストレス

をさせることを目的としています。

腹筋のエクササイズ(V)  8,腹横筋のエクササイズを参考に

ダーメンの着用は約3ヶ月をめどにして、その後は


● 積極的な治療体操。

いろいろな体操が紹介されています。


9,腰のエクササイズ
 猫背の治し方(V)エクササイズを参考に

またいずれ、腰痛を主体としたエクササイズを紹介しますが、


基本は猫背などの不良姿勢の矯正を中心にして背筋のエクササイズ

腹筋のエクササイズなどからピックアップすることです。



● 薬物治療

飲み薬

非ステロイド抗炎症剤・鎮痛剤、・・胃腸障害が強いため長期服用は、
胃腸薬との併用され、場合によっては中止される。

筋弛緩剤・・・・緊張した筋肉の緊張の緩和

抗不安剤・・・・精神の安定と筋肉の緊張の緩和が目的として使われる          場合も多い。

座薬

非ステロイド抗炎症剤

胃腸の障害も少なく、効果も早い。

もっと多用してもいいと思うのですが、・・・いろいろ制約があります

お医者様も苦労されています。

お薬100番 http://www.jah.ne.jp/~kako/を参考に

● 注射 主に硬膜外ブロック治療


● 手術の決断

あらゆる治療にも抵抗あるいは、

麻痺の進行

膀胱直腸障害があらわれた場合。


以上の所見がない場合でも、生活のクオリティーの向上の改善のため

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治療のポイントは、

痛みがあると筋肉が緊張し、その結果その部位の血液循環が悪くなり、

さらにそれが痛みを増強させ筋肉の緊張を高めるという、

三悪がお互いに悪影響をおよぼしあって疼痛―筋緊張―局所の循環障害

炎症→神経の興奮、過敏→痛みの増大

の悪循環経路ができてしまいます。

この悪循環をどこかで断ち切るのが治療になります。


まずは

痛みの緩和→筋緊張の緩和→関節運動の推進→血液の良循環・リンパ液の

良循環→傷害部位の修復→痛みの緩和→・・・・・

という治癒の良循環を作り出すことです。

痛みに対する基本対策を参考に


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腰部脊柱管狭窄症

脊柱管というのは脊髄が通っている管ですが、

腰部の脊柱管が狭くなって馬尾神経や神経根、

あるいはここに集まっている血管を圧迫している状態が、

腰部脊柱管狭窄症です。


症状は、腰痛、下肢痛とともに間欠性跛行のあることが特徴です。


痛みは腰椎関節ヘルニアが、腰を前に倒したときに強く痛みますが、

狭窄症の場合は、反対に、腰を後ろに反らすと痛みが強くなります。


また狭窄症の特徴である、間欠性跛行は、

歩き始めはスムーズですが、しばらく歩くと下肢が痺れたり、

重くなったりして次第に足が前に出なくなる現象をいいます。


「しばらく」の距離や時間は人によりますが、約100メートルぐらい

で歩くと足が前に出なくなり、しゃがみ込んでしまうということになり

ます。

しかし、5分ほど腰掛けるかしゃがんで腰を丸くしていると、

またスッスッと歩けるようになります。

このように、歩いては休み、また歩いては休みを繰り返すのが、

間欠性跛行といいます。

間違えやすいのが閉塞性動脈硬化症と呼ばれる病気がありますが、

動脈硬化のため足部の血管の拍動が弱く、

歩行により下肢の循環障害が起こり、間欠性跛行をきたしますが、

腰痛はありません。

足背動脈に触れれば診断はすぐにつきます。

保存療法が主体ですが、あまり長い間間欠性跛行が続いたり排尿障害などの神経症状が現れれば外科的手術をするべきでしょう。

脊椎手術ドットコム を参考に


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その他の稀な腰痛症

*脊椎カリエス(結核性脊椎炎)

*化膿性脊椎炎

*強直性脊椎炎

*骨腫瘍

*転移性骨腫瘍

*脊髄腫瘍


その他


                    
大阪市東住吉区南田辺1−9−43 おくだ鍼灸整骨院
                                                    奥田洋嗣


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