膝関節の疾患 膝関節の痛みについて      大阪市東住吉区南田辺 おくだ鍼灸整骨院
治療院名

膝の痛みについて 
  はじめに
  痛みの原因
  膝関節に水がたまる
  膝関節が伸びづらい・曲がらない
  関節包・靭帯・腱・筋の問題
  治療の基本原則
  手術はどうか?
  人工関節置換術(TKA)



<膝関節>
膝関節の痛みについて
変形性膝関節症について 
おもな膝関節の疾患
 外傷性膝関節の疾患 
膝関節に対する質問
膝関節のエクササイズ





 <1、膝関節 >

                 <膝関節の痛み>について



 膝関節に関する訴えは、高齢化時代に突入し最近非常に多くなっています。

 <膝関節の痛み>について

 <変形性膝関節症>について

 <膝関節に対する質問と対処法>について

 <おもな膝関節の疾患>について

 <膝関節に多い外傷>について

 <膝関節のエクササイズ>について

 シリーズに分けて膝関節について説明しています。

 膝関節の痛みにお困りの、あ・な・た、膝関節のさまざまな症状に不安な、あ・な・た。

 過去を見直し、現在をいかに対処し、将来をいかに迎えるか?

 一度真剣に考えてみましょう!!

 キット、ヒントが見つかると思います。




                        はじめに




「老化現象だから仕方がない・・・・?」とシップや飲み薬をもらたものの、

痛みが取りきれずなかばあきらめてしまっている、あ・な・た

また、若い方でも膝が悪いので、医師に診てもらったところ、

「レントゲンでは問題なし。」・・・・といわれたけれど、

痛み止めの薬もあまり効果がないようだし、さりとて具体的な指示もなかった、

いったいどうすれば良いのか?

困っている、あ・なた。

迷っている、あ・な・た。

膝関節の痛みや可動域の改善にはわれわれの手技が非常に効果的です。

膝関節の痛みは決して怖くはありません。諦めないでください。

参考にしていただければ幸いです。




痛みの原因

関節の軟骨が弱くなり、わずかの衝撃や外力ですり減ってきます。

ちなみに、軟骨はレントゲン撮影では映りません。

減る際に粉になって関節内にとんでしまった軟骨の破片が、

関節を裏打ちしている滑膜(関節包の内側の膜)という膜にひそんでいる細胞を刺激して、

いわゆる関節内に炎症を起こし、熱と腫れをひきおこしてしまいます。

この反応の際に、痛みを感じる神経を同時に刺激されるために、積極的な痛みをおこします。

これが、膝関節の関節炎症をともなう場合の痛みです。

痛みを感じる神経は軟骨には存在していません。

軟骨はレントゲンには映りません。

痛みを感じる神経は、関節を包んでいる関節包の内側の滑膜に多く存在しています。

当然、関節包は腱、筋につながって関節と連動して引き伸ばされたり縮んだりします。

これが「レントゲンではどうもないのだけれど・・・・・・・・?」の理由です。


これらの炎症反応は比較的病気が進んでいない、あるいは症状があらわれて間もない人に、

起こりやすい激しい痛みです。

慢性になると、軟骨がはがれてしまったり、変形してしまったりして関節の体重のかかる面が

骨と骨でこすれるようになってしまうと、骨にも神経がありますので、激しい痛みを感じます。

この痛みは負担が大きくなると徐々に強くなります。

簡単に言い換えると骨と骨、軟骨と骨がぶつかり合ったり、圧迫されたり、

特に圧迫と捻りが合わさったりすると損傷が非常にひどくなってしまいます。

当然、炎症が強くおこり痛み物質が放出されることはモチロンですが、

骨そのものが損傷しますので、場合によっては出血などもしてしまう場合もあるわけです。

関節包内の腫脹がただの浸出液だけではなく、出血を伴ってしまう場合ですね。

関節構造、関節軟骨の説明


また関節軟骨や骨などに異常がない場合は、

膝関節周囲の関節包や関節周囲に付着している腱、筋肉の異常、傷害による問題が、

痛みという点では非常に大きい。

膝に付着する筋肉は長く力があるが、構造上他の筋肉に比べ直線でなく斜めに

走行している筋肉が多く、また長いために、無理な力がかかりやすい。

また、短い靭帯でも関節の上下の骨の角度のために傷つきやすい。等など


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関節に水が溜まる。

炎症が強いと少しの熱感だけで済みますが非常に強かったり、

炎症があるままに無理をしていると、身体自らが熱をさげようとしたり、

膝の組織を修復するための栄養素を含んだ浸出液が出たり、

関節液そのものが、膝の衝撃を緩めるクッションの役目をするために、関節に水がたまります。

したがって、自然治癒力によるものであり、関節液そのものは悪いことではありません。

しかし、あまりに関節包内にに水が溜まるとパンパン腫れてしまい、

関節包内の内圧が高くなり、ジッとしていても疼いていたんでくるのです。

風船の中に水を一杯に入れれば、風船内の圧力が高まりますね。

炎症の科学物質に加えて物理的な刺激も加わり知覚が過敏になります。

無理に水を抜くと痛みは減りますが、まだ炎症が残っており、組織も修復されていないので、

また水が溜まってしまい、結局何度も水を抜くことになります。

ぜひお読みください。→関節穿刺の目的


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膝が伸びづらい・曲がりにくい、痛む

膝の関節が腫れたり、骨同士のこすりあいで傷んだりを凝り返しているうちに、

また痛みをごまかして動くために、膝をシッカリ伸ばしたり、曲げたりをすることを

しなくなります。

一般的には膝関節を少し曲げている状態が楽なのです。

この痛みをかばう動作や反応は、人にとって当たり前の態度なのです。

(治療においても安静という観点から必要な行為ですね。)

ところがそのままにしていると、生来もっていた関節の動きを失ってしまいます。

関節の袋や周囲のスジ、筋肉が関節にまとわりつく部分の柔軟性が、

ますます少なくなってきます。

ですから、動き始めにとっても痛かったり、疲れやすくなったりするわけです。

そして、もし飲み薬やシップなどで一時的に少しでも痛みを和らげることができても、

膝関節そのもののダメージの繰り返しで正坐ができなくなったり、

階段の昇り降りができなくなったり、

痛みが全く減らなくたって(変形の増大)正坐困難、歩行困難になって、

ついには手術となってしまいます。

膝がキチンと伸びない・キチンと曲がらない状態は、

変形性膝関節への初期症状だとも言われています。


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さて、同じ膝の痛みといっても、痛みをかんじる場所もメカニズムもいろいろです。

膝につく関節包・靭帯・腱・筋の問題

軟骨がすり減ってしまうといろいろな痛みがおこります。

関節の腫れにともなう痛み、関節液がたまって関節包の内圧が上がれば、

当然、痛みが起こります。

腫れがひいた後は、元に戻るのではなく、多少関節の袋(包)は硬くなります。

硬くなった部分を広げようとすれば、やはり痛みをひきおこします。

関節が腫れていれば、痛みをかばうような歩き方をします。

完全に膝関節を伸ばさないように、また曲げ伸ばしをできるだけしないように

歩くのですね。

その結果は、やはり正常な関節の動きは制限されてしまいます。

ですから、今までどうりに普通に使おうとすればやはり痛いでしょう。

あるいは、O脚やX脚のため、股関節や足関節や腰の関節の動作の間違いなどで、

膝の筋肉・靭帯などが損傷,、傷害をうけたり、軟骨や骨を傷めることもあります。

このように考えると、治療のコツは、

膝関節の炎症・腫れ・痛みの早期にさせる。

膝関節周囲の硬くなった袋(関節包)や靭帯や筋肉を柔らかくする。

膝関節の関節可動域の正常化と関節運動の正常化。

正常歩行による膝関節の正常歩行の訓練です。


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治療の基本原則

1、安静

 氷で冷やす。アイシングです。

2、筋・腱の正常化の治療

3、正しい関節運動と関節可動域の拡大の治療

4、膝関節に負担をかけないエクササイズ

5、正しい歩行の指導と訓練

6、筋力強化

最終的には筋力強化になるのですが、

筋力強化には注意が必要です。

一般の人や高齢者には必要なことはあまりないでしょう。

いくら筋力増強のために効果的な方法でも、

関節そのものや、周囲の筋・腱などに障害をかかえてお困りの方には、

現在の状況を悪化させる危険性のほうが高いと思っています。

健康な若者やスポーツマンのアスリート達が記録を伸ばすために、

必要な場合があるとは思いますが、

一般の人には症状を悪化させることも珍しくはありません。

ご注意してください。


レッツゴー!!エクササイズ

安心・安全・快適な膝のエクササイズを参考にしてください。

最終的な目標としては、

痛みの消失はもちろんですが、

関節可動域の正常化と、正常歩行を40分できるように、時間をかけて

焦らずに時間をかけて治療とエクササイズを続けることが重要です。

単純にシップや飲み薬の服用を続ければ良いというわけにはいかないでしょう。

これは何も膝関節に限ったことではありません。

関節の傷害すべてに共通します。

関節の痛み自体は必ず改善します。

焦らすジックリと治療しましょう。

但し膝の病気での外来患者の5%前後の高度な変形を伴った膝で、

どうしても痛みなどの変化が無い場合には、

膝の手術もしかたがないでしょう。

今後の生活のクオリティーの改善向上のために積極的にお勧めしています。

しかしほとんどの場合は保存療法が可能です。

したがって、手術はそれほどあせらずにお考えください



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手術を薦められているのですが?

膝の病気での外来患者の5%前後の高度な変形を伴った膝で、

どうしても痛みなどの変化が無い場合には、

膝の手術もしかたがないでしょう。

今後の生活のクリオリティーの改善向上のためにお勧めしています。

しかしほとんどの場合は保存療法が可能です。

したがって、手術はそれほどあせらずにお考えください。

なにもあわてる必要はありません。

手術の種類

1、 人工関節置換術(TKA)
     
      破壊された軟骨を取り去って、人工関節に置き換える手術です。

      現在の主流の手術です。


2、脛骨の骨切術・・・・骨を切って、荷重軸の矯正をする手術です。

3、関節固定術・・・・人工物はイヤという人に、関節を固定してしまう。

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人工関節置換術(TKA)とは?

文字通り人工の膝関節に置き換える手術です。

左右両側同時の手術の入院期間は約4週間です。

片側だけの場合は約2週間です。

最近は左右両側同時の人工関節置換術はあまりされなくなってきています。

手術の切り口も最近では10センチ程度までになっています。

大きくても15センチ程度でしょう。

出血も少なく、手術時間も2時間程度です。

ただ、輸血は一応自己輸血が前提のようです。

手術の翌日から歩行訓練ができます。

人工関節手術を受けると、関節機能は廃絶とみなされるため、

片膝手術で4級、両膝手術で3級の身障者認定となります。

残念ながら、正座は不可能となってしまいます。

退院後も膝関節の関節可動域と機能訓練が必要です。

術後の痛みは、退院後3〜6か月程は軽い痛みが残るようですが、

手術前の膝関節の激しい痛みはありません。

その後は、疲れた際や無理を続けたりすると少し痛みが出るようですが、
これも良くなった証拠でしょう。


人工関節その物の寿命は15年と伸びています。

問題はその人の元の骨や筋がどこまで維持できるかどうか?・・・だと思います。

手術後の膝関節のお手入れは絶対に必要です。・・・・これがいい加減なのですね。

キチンと膝関節のエクササイズや歩行訓練は続けてください。

そのほかには、感染症です。

自然の骨ではありませんので自然治癒力が全くありません。

非常に感染しやすい状態なのですね。

したがって、膝関節のケガには万全の注意が必要です。


どちらにしても、

保存的治療法が無効ならば、人工関節置換術は大きな助けになります。

皆さんの生活のクリオチーや目的にあわせて考慮すべきでしょう。

最後の切り札としては頼もしい限りです。

参考として人工関節の広場

どんな優れた手術でもメリット
ばかりではありません。

リスクやデメリットは存在しています。

でも、頼もしい切り札には違いありません。

当院でも残念ながら変形の程度がひどく人工関節置換術を勧め、手術をされた方も

数人おられます。

退院後の施術をつづければ経過はすこぶる良好です。

最終的な決断をするのは、あなたです。

当院においても専門医を紹介いたします。

ご安心ください。


当院
においても専門医を紹介いたします。

手術の必要な人は外来患者の5%といわれています。

ほとんどの人は保存的な療法で大幅に改善が可能です。

その人その人の目的にあった膝関節の状態に改善しましょう。

<治ったら何がしたいですか?>

 大阪市東住吉区南田辺  おくだ鍼灸整骨院 奧田洋嗣からのメッセージです。

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