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<膝関節>
おもな膝関節の疾患
はじめに
膝関節の疾患において皆さんが最もお困りである変形性膝関節症について説明しました。
この項目では変形性膝関節症と似通った症状を持っている膝関節の疾患について述べます。
内科的な膝関節の疾患から、慢性リウマチ、痛風、偽痛風を説明します。
特に、偽痛風は女性に多く発症し、変形性膝関節症を心配される方々が多い。
また、よく遭遇するおもな膝関節の疾患について述べてみます。
慢性関リウマチ
いまさら言うまでもアリマセンね。
リウマチは関節の滑膜炎から始まります。
膝関節にも滑膜が存在しますので慢性リウマチにおいても膝関節の炎症や痛みや
変形は引き起こされます。・・・・・・・・・が、
ただし慢性リウマチでも非常に進行し末期的な症状です。
関節リウマチはまず、遠位の関節から痛みが発症します。
多くは手の指の近位指節関節の痛みと腫れから始まります。
膝の関節が初発で始まることはまずアリマセン。
長年の関節りウマチに罹患されているの人が、次々と関節が侵され、
膝関節も侵され痛みと腫れが現れることは、充分に考えられます。
リウマチを進行させないように治療しましょう。
あるいは、リウマチの予備軍の人は注意してください。
そこで、
知識としてリウマチの特徴を知っときましょう。
○多発性の関節炎。
○朝、手足がこわばって、動かしにくい。
○手も関節が腫れている。
○三つ以上の関節が腫れている。
○左右対称に関節が腫れる
○肘や膝にコブ状の腫れがある。
○血液検査でリウマチ因子が陽性。
○レントゲン検査で、骨や関節の変化が見られる。
以上の7項目の中で、4項目以上の人は慢性関節リウマチ
2〜3項目の人は予備軍です
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痛風
読んで字のごとく
「風が吹いても痛い」
人によると人がそばを通った風があたっても、振動でも痛いそうです。
ある日、突然、足の親指の付け根に激痛で歩けなく、床に足もつけなくなる。
しかし、多くは足の指、耳タブ、足の踵などのにも発症したりします。
原因は、関節軟骨に尿酸結晶が付着し、非常に強い炎症と痛みを伴い発症します。
そのために、膝関節の軟骨にも尿酸結晶が付着した場合に、
膝関節の炎症と疼痛がひきおこされ膝関節炎や変形性膝関節症を心配されます。
ほとんどは男性に起こります。
痛みは一般的に1週間ほどで消えます。
しかし、痛みが消えても治ったわけではアリマセン。
放っておくと、関節軟骨や骨が破壊され、変形し、痛みが長びいたり・・・と
痛みが治まったからと放置しないでキチンとケアーしてください。
鎮痛剤
高尿酸血症をコントロール
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偽痛風
上記の痛風に似た病気ですが、膝関節の腫れ、痛みは、遥かにこの病気の方が多い。
別名:関節軟骨石灰化症、あるいは、ピロリン酸カルシウム沈着症といいます。
変形性膝関節症が女性に多いようにこの偽痛風も女性に多い。
膝関節や足首、首などの比較的大きい関節に、
激しい炎症が起こります。当然痛みも強く、まれに発熱を伴うこともあります。
ピロリン酸カルシウムは関節軟骨に沈着しやすいので、
膝関節の半月板や関節の滑膜に沈着し、そのに白血球が攻撃し、
激しい関節炎症が起こります。
消炎鎮痛剤
7〜10日間で症状は消失し、慢性化はしない。
痛風やリウマチとは違う点です。
リウマチ・痛風・偽痛風はどちらかといえば内科的疾患ですね。
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突発性骨壊死
比較的稀な疾患とされています。
しかし、症状が変形性膝関節症と非常に似ています。
この疾患も中高年の女性にみられる病気です。
初期に膝の関節は激しく痛みます。・・・この点が少し変形性膝関節症とは違っています。
その特徴として、
夜間の安静にしているときに痛みがおこるのです。
多くの場合、何の前ぶれもなく痛みがおこります。
稀に、以前の傷が原因になる場合もあります。
膝関節を構成する太ももの大腿骨の内側で力が加わるところの骨が破壊されます。
その結果、膝関節が激しく痛みます。
レントゲン撮影でハッキリとその所見が診られます。
どうも?変形性膝関節症にしては?
症状が激しい!!。、いつまでも痛みづづくと疑問に思われる方は、
もっと詳しく知る→ 特発性膝骨壊死
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棚障害またはヒダ障害・・・・膝関節のお皿の内側の痛みです。
内側だけ痛む場合は、棚障害が考えられます。
関節の中にある膜。(膝関節にあるのを特に棚と呼んだりしています。)
先天的に大きかったり、スポーツのやりすぎなどで、
この膜が関節の間隙で挟みこまれてしまうことから起こる痛みです。
頑固に長く痛みが続く時は、関節鏡をつかって、この膜(棚)を取り除きます。
膜をはがしてしまうのですね。
もっと詳しく知る→タナ障害(滑膜ヒダ障害)
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離断性骨軟骨炎
膝関節に限らず、肩や肘や足の関節などにも発症します。
骨の端の部分の血液の流れが悪くなって、軟骨の一部が壊死をおこす病気です。
中高年の方々に多い病気です。
ケガなどにより、大腿骨の内側の軟骨がはがれたり、骨のかけらが遊離してしまい、
膝関節の隙間に入り込んだりすると(関節ネズミ)、激しい痛みがひきおかされ、
膝関節を動かしたりするのが困難になったり、関節に水が溜まって腫れたりします。
早期はギプス固定での安静です。
しかし、骨のかけらが遊離してしまうと(関節ねずみ)、基本的には手術によって
取り除くしか方法はありません。
もっと詳しく知る→
膝関節ねずみ
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膝関節に関する訴えは、高齢化時代に突入し最近非常に多くなっています。
<膝関節の痛み>について
<変形性膝関節症>について
<膝関節に対する質問と対処法>について
<おもな膝関節の疾患>について
<膝関節に多い外傷>について
<膝関節のエクササイズ>について
シリーズに分けて膝関節について説明しています。
膝関節の痛みにお困りの、あ・な・た、膝関節のさまざまな症状に不安な、あ・な・た。
過去を見直し、現在をいかに対処し、将来をいかに迎えるか?
一度真剣に考えてみましょう!!
キット、ヒントが見つかると思います。
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