骨粗鬆症を心配している、あ・な・た  骨粗鬆症について考えましょう。  大阪市東住吉区南田辺 おくだ鍼灸整骨院
治療院名

治療院の紹介
治療院ストーリー
治療風景
初めて来院される方へ
治療コンセプト
自分でできる疾病対策
各種疾患別の対処法と質問
<膝 >
 <腰> <肩>
骨粗鬆症
ダイエット
Q&A
レッツゴー!!エクササイズ
プライベート写真館
基本方針
リンク
ホームに戻る


 骨粗鬆症を考える
   骨粗鬆症について
 はじめに
 骨粗鬆症とは?
 どんな人に多いの?
 どんな骨折が多いの?
 骨粗鬆症の種類は?
 骨粗鬆症と痛みの関連は?
 治療の目的は?
  なぜ?転倒するの?
転倒の防止は?


 ○メカノレセプターの問題
 お薬はあるのですか?
 食事はどのようにすればいいの?
 カルシウムは吸収しづらいと
聞いたのですが?本当ですか?
 一体どうすればいいの?
 カルシウムだけでいいの?
 ビタミン類は?
変形性膝関節症と
骨粗鬆症の関連は?
 
コンドロイチンと
グルコサミンについて
  
 コラーゲンは?






骨粗鬆症について


                <骨粗鬆症について考える>

来院された皆さんの、骨粗鬆症について多くの質問・疑問に答えています。

おくだ鍼灸整院、奧田洋嗣の骨粗鬆症に対する考え方や対処法をお伝えします。



                       はじめに


最近、骨粗鬆症と診断され心配される方が多く見受けられます。

多くの人は、


骨折を心配されますが、大腿骨頚部骨折、前腕骨骨折、足関節外果部骨折や

椎骨圧迫骨折などが、高齢者に多く発生しますが、なにも骨粗鬆症だからといって、

わけも無くむやみやたらに骨折するわけではありません。

最も大きな原因は、「転倒」によるものです。

つまり、高齢者の骨折の多くは、

体の柔軟性や反射神経、防御反射の低下も大きな要因になります。

その他にも転倒時のタイミングと転倒方向の体重の係り具合が大きな要因ですので、

むしろ総合的に考えるべきでしょう。

骨折は当然避けるべきでしょうが

老人など(失礼)の、加齢による骨のモロサはある意味では合理的であります。

日常の臨床においては、

むしろ骨硬化に起因する、変形性脊椎症などの方が、下肢の神経症状を来たし、

脊椎の徐圧、固定術などを要し厄介なことが非常に多いのです。

脊椎手術ドットコムを参考に

当然、自然であれば骨密度が高く、骨の硬度があるに越したことはありません。

骨粗鬆症を心配することはありません。なにも必要以上恐れることはありません。

ただし、ステロイド剤(プロテニゾロン換算で一日5mg)以上を継続して服用されている人は、

副作用として急速に骨粗鬆症が進行し大腿骨頭壊死に陥ることが知られています。

ステロイド剤の副作用は多種多様に存在しますが、意外と知られていないのが、

この難病指定の疾患である特発性ステロイド性大腿骨頭壊死なのです。

変形性股関節症などとは違い非常に厄介な疾患です。→難病情報センター

このようにステロイド服用されている方は、骨密度を6〜12か月ごとの検査は必要でしょう。


もう一度繰り返します。

骨粗鬆症は、加齢によってむしろ合理的な現象だと思っていただきたい。

心配はいりません。

でも骨折はなるべく避けたいし、骨密度が高くほうが理想は理想です。

このHPが、皆さんのお役になれば幸いです。


ページの頭へ



ホームに戻る


<それでは骨粗鬆症について考えてみましょう。>


骨粗鬆症とは?

骨からカルシウムが溶け出すことによって、骨密度、骨量が少なくなる病気、

あるいは症状をいいます。

骨の内部の網目構造が弱くなり、消失してしまいますので、骨の骨強度が落ちてしまいます。

あくまで、骨の状態を示しているにすぎません。

あまり進行すると骨の変形などがおこります。

その結果、ちょっとしたことでも骨折しやすくなってしまうのです。


ページの頭へ

ホームに戻る


どんな人に多いの?


更年期以降の女性に多く、高齢になるにつれ、男性にも増えてきます。


最初に述べたように、

ステロイド剤(プロテニゾロン換算で一日5mg)以上を継続して服用されている方です。

リウマチやアトピー性皮膚炎や喘息などで長期に服用されている方。

 長期といっても、3か月以上服用されている方は特発せいステロイド性骨粗鬆症に陥る

 可能性がありますので、ステロイド投与開始6〜12か月ごとの骨密度検査は必要です。

 またあとで述べているビスホォネート製剤の服用も必要でしょう。

ページの頭へ

ホームに戻る


どんな場所の骨折が多いの?

治療は?どうするの?

予後は?どうなるの?


背骨や太ももの付け根、手首や足首の付け根の骨折が多く起こしやすくなります。


1、大腿骨頚部骨折

転倒後の歩行不能、起立不能は本骨折を疑う。

受傷時まで歩けていたが、転倒後に歩行不能になってしまった場合、

まず疑うべき骨折で高齢者に多い骨折です。

手術可能な病院に搬送してください。救急車を呼んでもいいですよ。


股関節の圧痛、腫脹、皮下出血があれば、確実だが、骨折部によっては、

歩行が少しは可能だったり、上記の所見が無い場合も有る。

そんな時は、

転倒後の痛みがあれば、以下の二つを調べてください。優しくね。

股関節の屈曲、内旋時に誘発される痛みがある場合、

背臥位において膝伸転位で下肢が臥床面から持ち上げられない場合、

本骨折を疑う。

手術可能な病院にいきましょう。


特に高齢者にとって、特に太ももの付け根の骨(大腿骨頚部)の骨折は、

歩けなくなり、寝たきりのきっかけにもなることもすくなくないために、

とっても深刻です。

大腿骨頚部骨折の治療は、原則として手術です。

人工関節の広場を参考に 

たとえ90歳以上でも麻酔が可能でしたら、手術の適応になります。

緊急手術のほうが予後は良いとされております。

高齢者は骨折部の強固な固定をし、早期にリハビリテーションをおこないます。

中年以降のご婦人に多い変形性股関節症の場合は、人工関節置換術ですが

高齢者の場合は固定術が多いのです。



2、脊椎圧迫骨折

腰椎と胸椎の以降部に多いが、どの椎体にも起こりえる。

しりもちをつく形の転倒により受傷しやすい。

また少し高い位置からトンと足を突いて降りた際にもありえる。

そのときは足の踵骨という骨の骨折の並行する場合もある。

見逃されやすいので足の裏の腫れ・内出血・痛みにも注意を払う!!

ほとんどの場合は保存療法で対処します。

約3週間の安静により、骨折部に仮骨形成がみられ、それとともに痛みが

軽減し、日常生活も徐々に楽になってきます。

それ以上の安静、ベッド上生活は、全身とくに下肢の筋力低下を招きますので、

コルセットなどの支持など、介助者の助けにより早期に、座位、歩行へと行動を広げていく。

椎体圧迫骨折後のエクササイズを参照してください。

高齢者の場合、圧迫骨折の受傷により、

脊椎破裂骨折といって、頻度は少ないのですが、圧迫されてつぶれた骨片が脊髄神経の

通り道である脊柱管に飛び出ししてしまう場合があります。

これれらの場合には脊髄性の知覚障害や麻痺などがおこったり、全身症状として

麻痺性のイレウス、便秘、腹水の貯留などの腹部合併症など

男性なら、前立腺肥大に伴う尿閉をきたす場合もある。


非常に稀なケースです。

椎骨圧迫骨折のばあいは、まれだが椎体の骨折部に偽関節を形成し、

腰やお尻に痛みが続く場合もありむしろこの場合に手術などが行われる場合があります。


手術は

内固定といって、金属ネジやプレートによる固定が主流ですが

最近は椎体形成術(セメント注入手術)が行われているようですが、当然主治医の先生と

手術による利点とリスクの説明を十分に受けてしっかり納得してから実行してください。


3、前腕骨骨折(橈骨遠位端骨折 コーレス骨折)

子供にも多い骨折ですが、整復後に約4週間のギプス固定が一般的。

高齢者の場合ギプス固定により指の関節の拘縮が起こりやすいので、

腫脹、痛みが軽減してくる2週間以降は指関節のリハビリをおこなうよに

指導が必要。


骨粗鬆症に多い、主な骨折を3種類上げてみました。

しかしどんな場合でも、転倒や急な衝撃がなければ起こりません。

「大事な予防法は転倒しないこと。」

「急な体位の変換あるいは衝撃などを避ける。」

以上の2点が最も予防のポイントなのです。


骨粗鬆症と診断されても特別心配されなくても良いという理由が、

わかっていただけたことと思います。


ページの頭へ

ホームに戻る


だけど心配なんですが?

もう少し説明してくれませんか?


それではもう少し説明です。

骨粗鬆症の種類は2種類。


●高回転型

骨形成は活発に行われますが、骨吸収がそれを上回るために結果的に骨が

減ってしまいます。

閉経後の女性に多く見られます。


●低回転型

形成も骨吸収も低下するのですが、特に骨形成がより低下しているので、

結果的に骨量が減る。

新陳代謝が低下する高齢者に多く見られます。

<検査>

血液検査や尿検査でどちらのタイプか簡単にわかります。

<診断>

骨密度の値が20〜44歳の人の平均値(YAM 若年成人平均値)の

70%未満あるいは80%未満でも背骨の圧迫性骨折が見られる場合は、

骨粗鬆症と診断されます。

<治療>

食事、運動、適度な日光浴が日常生活の三原則です。

薬を服用してもこれらの三原則は欠かせません。

特に運動は充分におこなえばよく効く薬と同じくらいの効果があること、

認められていますので、無理のない範囲から運動をつづけることはとっも

大切です。


ページの頭へ



骨粗鬆症と痛みは関係するのですか?


全く関係アリマセン。

痛みと骨密度、骨量は全く別のものだと解釈してください。

骨粗鬆症の骨が外力などで傷害した場合は痛みがでます。

運が悪い場合に骨折などになるわけですが、

痛みがある=骨粗鬆症ではありませんし

痛みがない=骨粗鬆症が治ったではアリマセン。


ページの頭へ

ホームに戻る


治療の目的は?


1、最大の目的は、骨折の予防であり、

2、骨密度、骨量を増やしたり維持することを目指すものです。

何度もいいますが治療の最大の目的は骨折の予防であります。

つまり手っ取り早いのは転倒の防止に努めるのが一番。

そして、丈夫な骨密度の維持あるいは増強でしょう。

そのために運動、食事、日光浴が治療の三原則といわれている由縁です。


ページの頭へ

ホームに戻る


なぜ転倒するのか?


一般的な原因は脚が上がっていないことでしょう。

足、膝を股関節から上げるなどの運動、

足、膝、股関節などの関節の柔軟性の向上など、

転倒予防で重要なエクササイズは、腸腰筋のエクササイズです。

腹筋のエクササイズ(T)  エクササイズ(1、2,3)

腹筋のエクササイズ(U)  エクササイズ(4,5,6)

を参考に是非実行してください。

しかしこれだけでは不十分です。


転倒の問題としてメカノレセプターの機能低下も問題視されています。

聞きなれない難しい言葉ですね、

転倒する原因には、

従来の、筋肉や関節の個々の動作を主体に考えるだけではなく、

運動機能の協調性が重要であることは、十分理解されています。

メカノレセプター(固有受容器)とは、

関節構成体の各組織(滑膜、関節包、脂肪体、靭帯、半月板、

筋、腱)には、位置・運動に関して反応するセンサーとして、

多数存在し、姿勢や運動時の筋と静的支持組織と協調性や

不意な外力に対して反応改善したり、予測制御したりします。

メカノレセプターには2種の反応様式が存在します。

○緩慢順応型メカノレセプター

 運動、位置、回旋角度持続する刺激強度を認知する。

 刺激が存在する間、脳に信号を伝達し続ける性質をもつ。

 そのため、脳は身体の状態および身体周囲との関係を絶えず

 認識することができる。

 そのため、緊張性受容器、非適合性受容器とも称される。

 ルフィニ終末、メルケル触盤など

○迅速順応型メカノレセプター

 身体の各部分の運動速度を認知する。
 
 この受容器は持続性の信号は伝達せず、刺激強度が変化する時

 のみの信号を発し、運動の開始時と終了時に加速・減速を認識する。
 
 そのため、位相性受容器、速度受容器、運動受容器とも称される。

 パチニ小体、マイスナー小体など


四本足歩行から人間は、立ち上がって二本足歩行に進化し、
   
体幹の下肢・骨盤・仙腸関節・脊柱などに
   
そして、手を自由に使うことにより、胸郭・上肢などに
   
特に姿勢や動作の微細なコントロールを察知するレセプターが、

各関節内で進化発展し存在しています。


姿勢保持・重心移動時の脊柱彎曲運動を緩衝し、連結する四肢の

緊張を調節することで、複雑な姿勢はもとより、

各種の運動を可能にすることができることになっています。

メカノレセプターは、全ての関節構成体に含まれていますが、

二本足歩行のために、部位的にみると、

足の裏や膝の関節に非常に多く含まれており、

脊椎椎間関節や仙腸関節周囲では重心コントロールを行うように、

上肢では緻密で複雑な動作を感知できるように進化発達しました。


足の裏のレサプター→膝のレセプター→情報の入力→中枢神経系統

→情報の出力→各部の筋肉、関節を制御し

瞬時の適切な姿勢制御とし重要です。


このメカノレセプターが機能低下した状態になってしまうと、

重心移動を含め、歩行時の瞬時の反応が遅れるわけです。


これは非常に転倒と関係深い事実です。

つまり

何か動作を行おうとする際に、不意に起こりえる状況の変化に対応

するためには、是非このメカノレセプターを高める訓練が必要です。

この訓練はまず、タオルギャザー訓練を実施してください。

また、足の指でグー・チョキ・パーをしましょう。

足の裏には最も多くメカノレセプターが集中しています。

この訓練で地面からの情報入力機能を改善しましょう。

次に多いのが膝関節の靭帯や半月板ですので、ゆっくりと歩きましょう。

ウォーキングが重要です。


次に優しい環境づくり


家庭内の段差の解消やコード類の整理、整頓なども重要です。

お風呂場ですべっての転倒も多いので、手すりやスベリ止めの工夫等、

また行政では道路の段差の解消などに本来は手をつけるべきでしょう。



骨密度を高めるためには食事に注意。

そして日光がが無ければなんの効果もアリマセン。

外出して軽いウオーキングが必要です。


ページの頭へ

ホームに戻る


骨密度を高めるお薬はあるのですか?

お薬は有効なのですか?

どんなお薬があるのですか?


お薬は骨量の維持、増加を目的とするのですが、

以前は一度減ってしまった骨量を増加させるのは困難とされていましたが

薬も進化しているようです。よかったですね。

お医者様の処方のお薬を信用して服用してくださればいいでしょう。

簡単に述べてみますと、、

昔からのカルシウム剤、ビタミンD3製剤は高回転型、低回転型にも使わ

れています。

ポピュラーですが注意する点は、

最近はサプリメント剤を服用されておられる方も多いので、
その旨は必ず、主治医の先生にお伝えし、ご相談ください。


高回転型の婦人などには、

最近は、ほとんどビスホォネート製剤が使われています。

一日一回で朝食前に多量の水で服用し、その後30分間は飲食、横臥は

禁止です。服用されている方も多いのでは?


最近では1週間に1回服用ですむお薬も開発されましたので煩わしくなくなったので、

ますます服用されている人が多くなっています。

閉経後の婦人には女性ホルモンのエストロゲンが骨代謝にかかわっているため

ホルモン剤も使われます。

最近ではSERM(選択的エストロゲン受容体調節薬)という薬も使用されるようです。


低回転型の高齢者には、

ビタミンK2製剤、タンパク同化ステロイド製剤がありますが
最近はあまり使用されてい無いようです。

どれを使用するかは、主治医の先生にお任せください。

お薬100番http://www.jah.ne.jp/~kako/を参考に


但しどのようなお薬を服用されても、転倒しても骨折しないほどの、

骨密度になるわけではありませんので、

転倒防止の注意・対策は必ず必要です。


ページの頭へ

ホームに戻る


食事はどのようにすればいいのですか


食事は、

現代人の不足しているものがミネラルです。

ミネラル不足

なぜミネラルが減るのか?普通に食事していれば、それほど心配することはないのですが
この普通というところに問題があるのです。
つまり、
加工食品(牛乳、チーズ、豆腐も加工品の認識が必要。)
やインスタント食品には極めて少ないのです。
こういった食品を多く食べるほどミネラル不足に陥ります。

そのなかでも「カルシウム」が重要です。

ミネラルは体内では作れません。
食べ物を接種する以外方法はアリマセン
自然食品を調理してしっかり食べましょう。

カルシウムを多く含む食品
牛乳・・・・イロイロな問題を含んでいますが。
木綿豆腐
ごま
小松菜
切り干し大根

カルシウムの働き

骨などの組織をつくる。
筋肉・神経の活動を調節。


ページの頭へ

ホームに戻る


カルシウムは吸収しづらいと聞いたのですが?


その通りです。

カルシウムが多いのと吸収しやすいとは別問題だという認識は大変重要です。

たとえば、牛乳を例に取ると、
牛乳はたしかにカルシウムを多く含む栄養豊富な完全食品といえます。

しかし、栄養が豊富であるということと、体内でどのように吸収されるということは別問題であります。

日本人の場合、乳幼児は別にして七〜八割の人に乳糖耐性がない。
つまり、乳糖分解酵素を体内にもっていない。
したがって、体内で吸収されることなく、排出されてしまいます。
しかもこのとき、体内カルシウム量が余計になったと体が認知して、すでに体内にあったカルシウムまでもいっしょに排出してしまう。
結果として、逆に骨を弱くすることになります。
さらに、毎日飲み続けると下痢が慢性化し、反動的宿便機序が生まれて、
大腸癌のリスクが非常に高くなともいわれています。

健康食品で水溶性カルシウムなどなどの種類が多いのも、
いかに吸収をよくしようとアレコレと工夫されているからです。

ここで大切なことをお伝えします。

骨の基質は膠(にかわ)、つまり特定タンパクであり、(最初に述べた網目構造)基質の

まわりにカルシウムがくっつき、さらに水が加わることによって強度を増しています。
           

しかし、骨が弱いからといって、巷で言われているように、カルシウムを多く取ればいいというものではありません。面圧と重力負荷を受けることのほうが、はるかに大切であります。

最も重要なことは、身体を動かさなければならない。
ウオーキングでいいでしょう。

体を動かさなければカルシウムが体内に取り込まれても吸収しないし、

吸収されても骨に沈着しない。


<理由>

骨ピエゾ効果
原子と原子が押し合うと表皮に圧を受けた瞬間に陰極(−イオン)が生じる

歩行などによる重力負荷、身体を動かすことにより、
骨と骨に面圧がかかることにより、陽イオン(Ca+イオン)のカルシウムがその瞬間に付着して骨は硬度を増し、骨の表面を被う軟骨も充実し、潤滑性も大いに増す現象を骨ピエゾ効果という。

したがって動かない人や寝たきりの人に多量のカルシウム剤を与えても無駄なだけでなく、過剰のカルシウムが体外に排出されずに動脈に沈着し、動脈硬化や腎臓結石の原因になる。

また骨棘(骨がトゲのようになる)を形成し変形性頚椎症や変形性膝関節症などの原因にもなります。

骨を丈夫にする、あるいは骨粗鬆症に有効な手段は、歩くなどの少し荷重が加わった運動が必要になるわけです。

外出して日光を浴びゆっくりとウオーキングを進めています。

もちろん必要最小限のカルシウムは必要です。ビタミンD、Kも必要です


ページの頭へ

ホームに戻る


ではいったいどうすればいいのですか?


困ったときは基本に戻れ!!  どんな場合も基本です。

基本の、治療の三原則に戻ればいいのです。

簡単でしょ。

運動が必要なことはわかったと思います。

カルシウムは食事から、

牛乳やチーズなども、一応加工品だと思ってください。
なるべく加工品を取らないことです。

厳密には豆腐も加工品の認識が必要です。・・・・・がそこまでは・・・・・
但し膠原病の場合は厳密な食事が必要です。


昔ながらの骨丸ごと食べれる小魚、ヒジキ、小松菜、豆、、などの

カルシウムを多く含んだ食べ物を摂りましょう。


ページの頭へ

ホームに戻る


カルシウムだけでいいのですか?


モチロン、ダメです。

日本人の悪い癖ですね。

○○が良いと聞くと○○一辺倒に服用したり、そればっかり実行する。

どんな疾患でも○○のみが有効?○○さえ実行すれば大丈夫???マークです。


カルシウム以外の重要なミネラルの働きを紹介します。


カリウム
心臓・筋肉の機能を調節


細胞に酸素を運搬する
不足は貧血になったり、疲れやすくなる。

ヨウ素
基礎代謝を活発にする。
欠乏によって新陳代謝が鈍る。

マグネシウム
筋肉や神経の活動を調節
欠乏によって神経が興奮しやすくなる。


鉄の利用や吸収を好くする。
欠乏すると貧血や骨折を起こしやすくなる。

マンガン
骨の生成を促進する。
欠乏によって運動失調を起こしやすい

亜鉛
タンパク質の合成に関与する。
欠乏によって皮膚の障害や味覚障害を起こす

セレン
組織細胞の酸化を防ぐ
不足すると成長障害を起こしやすい。


ページの頭へ

ホームに戻る


ビタミンはどうなのですか?


モチロン必要です。


次にビタミンを紹介します。

カルシウムの吸収を助けるビタミンD

カルシウムとビタミンDをあわせて摂取

多い食べ物
煮干
しらす干し
かつお、まぐろ
さんま
干しシイタケ

ビタミンC
コラーゲンを生み出し、骨や関節を強くするビタミンC
カゼをひいたり予防に必要また抵抗力を付けたり、病気の予防に必要だと知られています。
骨や軟骨に含まれているコラーゲンを作り出します。
その結果骨や軟骨を丈夫にする

ビタミンCの弱点
スポーツ
ストレス
喫煙
飲酒などで大量に消費されます。
これらに心当たりのある方は常に多く接種しましょう。
パセリ
ブロッコリー
キャベツ
大根の葉
ピーマン
オレンジ
いちご


骨の成長に不可欠のビタミンA

ビタミンA・カロチンを多く含む
にんじん
ほうれん草
かぼちゃ

緑黄色野菜に多く含まれるカロチンは体内でビタミンAに変わります。

また、眼の働きをよくし、皮膚や粘膜を丈夫にします。

ビタミンA・カロチンは油と一緒にとりましょう吸収がよくなります。

緑黄野菜は炒めて食べるのがよい。

代謝を助けるビタミンB群

ビタミンB群とはビタミンB1、B2、B3、B6、B12そして葉酸、
パンテント酸などを総称してビタミンB群といいます。

よく総合ビタミン剤に見られますでしょう

炭水化物や脂質タンパク質などの代謝を助ける作用があります。

さらにエネルギーを分解する働きもあります。


ビタミンB1

豚ひれ肉
ハム
ごま
落花生
うなぎの蒲焼

ビタミンB2

豚レバー
干しシイタケ
焼き海苔
鶉の卵
レバー

ビタミンB群はストレス社会に効果的

ストレスのかかることが多い現代社会はビタミンB1、B2が不足がち

積極的に摂取しましょう。

また不足すると疲れやすく、時に手足のしびれや運動障害、神経痛などを引き起こしたりします。

老化の予防にビタミンE

細胞の酸化を防ぎ、血管を丈夫にする働きがあります。

若返りビタミんだといわれるゆえんです
かぼちゃ
ほうれん草
にら
アスパラガス
ブロッコリー

不足すると、腱の反射が失われたりして転倒しやすくなったり、ウマク歩けなくなったりすることがあります。

しっかり摂取しましょう


食に関するサイト、パクパク献立くん 食育大辞典 を参考に


ページの頭へ


ホームに戻る



変形性膝関節症は骨粗鬆症と関係あるの?


基本的にはあまり関係アリマセン。

変形性膝関節症とは、

関節軟骨というクッションの役目を果たしている軟骨がすり減ってしまい

それを補おうとして、骨はむしろ増殖してしまうのです。

つまり関節軟骨のみが減少して、周囲の骨は増殖するのです。

つまり局所的には骨量が増加してしまうのです。

もし、あなたが変形性膝関節症と診断されていたりしていましたら、

膝の局所には、こぶが出来たように太くなっているはずです。

健側と病側を見比べてみれば、一目瞭然のように病側の膝のほうが明らか

に太くこぶこぶが出来上がたようになっていませんか?

特に膝の内側が太くなっていませんか?

多くの人はO脚になって、膝が伸びづらく曲がってきているハズです。

つまり

骨と骨同士がこすれあう→炎症→骨の増殖→骨が太くなる→

ますます骨と骨同士がこすれ易くなる→炎症、炎症がひどいと関節液が出

る→自然と吸収されるが骨の増殖量のスピードがより早く大きくなる→

ドンドン骨が太くなる→ますます擦れ易くなる→

炎症、関節液が多量に出る→吸収しづらくなる 関節穿刺など→・・・・

この繰り返しによって、骨が太くなって関節包や周りの靭帯、腱などにも

障害が起こってしまうのです。


結論は関節軟骨の修復スピードは極めて遅いのに、

骨自体の修復のスピードは軟骨に比べて速く、軟骨が修復される前に、

周囲の骨の増殖や骨棘といわれる、無駄な骨のトゲが形成される。

その結果ますます変形性膝関節症が進行してしまうという悪循環を、

繰り返します。


つまり骨粗鬆症と変形性膝関節症は

骨という観点から、原因を考えれば全く正反対の病気なのです。

加齢とともに多く発症するといわれている、

変形性膝関節症、変形性頚椎症、変形性腰椎症などなどは、

骨の増殖の程度が大きいほど変形が進み、骨棘という骨のトゲが形成さ

れ、神経を刺激したり、神経を取り巻いてしまい最初に述べたように、

臨床的には厄介な状態になります。

ただ、時には骨粗鬆症の人が骨が脆くなり傷つきやすい状態の場合に、

膝に衝撃を受けたり、捻ったりして何らの原因で傷ついた場合には、

変形性膝関節症の発生機転となる場合もあります。

原因と結果という因果関係が別の病気だと解釈してください。

膝については、各種疾患別対処法の

代表的膝の疾患 膝の痛み 膝のエクササイズ 是非参考に。


ページの頭へ

ホームに戻る


最近コンドロイチンとグルコサミンとが関節などの軟骨によいと聞きますが?


さて注目の健康食品のコンドロイチンとグルコサミン

コンドロイチンとは?

語源はギリシャ語で「軟骨のもと」

軟骨や皮膚の真皮に含まれる成分で水分を保ち、ネバネバと組織を結合さ

せる働きがあります。

商品にはコンドロイチン硫酸ナトリウムと書いてあるはずです。

ヒアルロン酸も同じ仲間でムコ多糖体といわれるものです。

どちらもネバネバしていて、お肌や軟骨組織の水分を保持する働きがあります。

ヒアルロン酸のほうがコンドロイチンより分子が大きく、わずか1gで

6リットルの水分を捕まえることができる。

つまりコンドロイチンとヒアルロン酸はコラーゲンなどのお肌のスポンジ

成分の隙間にあって、水分を保持し、しっとりさせるのです。

グルコサミンとは

グリコサミンはコンドロイチン製品にふくまれることが多い成分で、

ブドウ糖にアミノ基がついた、ムコ多糖類といわれるものです。

グルコサミンは、軟骨の細胞を刺激して、軟骨の生成を促進したり、

ヒアルロン酸の成分になったりします。

コンドロイチンとともにとると、効果的に軟骨の生成を促進するといわれています。

★市販のグルコサミンはカニやエビなぢの甲殻類の外皮を形成する

キチン質を原料にしている場合が多いので甲殻類のアレルギーのある方は

注意して、

必ず、少量からアレルギーー反応がないかを確認しながら飲用されるのが

良いと思います。

食べ物ではネバネバで思い出すものは、

ヤマイモのネバネバ成分にもグルコサミンがふくまれています。


およその役割がわかったと思いますが

栄養補助食品として飲用してはたして効果があるのか?

膝で述べたように

コンドロイチンと同じ仲間のヒアルロン酸(アルツ)をお医者さんが、

好んで関節内に注入されています。

ヒアルロン酸(アルツ)は一応直接間接内に注入し、すり減った軟骨を、

保護し、軟骨の生成を促進します。

その他には美容整形の世界では昔から顔のハリをよみがえらすために、

ヒアルロン酸を注入していました。

このように直接か関節内あるいは軟部組織に注入して効果があることは確認

されているのですが、服用となると?・・・ですが

でも呑んで効くなら・・・・・

一応効果もあるとも言われています、そういった論文もあります

コンドロイチン1回400ミリグラム 一日3回 計1200ミリグラム

グルコサミン 1回500ミリグラム 一日3回 計1500ミリグラム

論文では、この組み合わせが最も推奨されているようです。

服用されるならこの量を含んだ健康食品を飲用されれば。

いかがでしょうか?

ページの頭へ

ホームに戻る


コラーゲンもよく最近聞きますが?


コラーゲン製品もよくはやっていますね。

関節によいかどうかは別にしてお肌には良いお肌のスポンジ成分です。

古くは競走馬に、いわしを粉砕したウロコのコラーゲンを、飼料に混合し

馬体がツヤツヤにさせう事もよく知られています。


食事を考えてわからなくなったときの私からのヒント、

何でも食べて、おいしくいただいて感謝して、

よく噛んで、全て丸ごと食べる事です。


医食同源という言葉を思い出してください。

骨が悪いときは骨を食べる。

眼が悪いときは眼を食べる。

お肌が悪いときはお肌を食べる。

さしあたり軟骨が悪いときは骨の周りを食べる。

赤色骨髄そのまま食べる。

牛の骨は難しいかもしれないが、

小魚の骨なら丸ごと食べることは可能です。

お肌を良くするには皮の周りにへばりついているものを食べる。

お魚やお肉を煮込んで固まるゼラチン質の煮こごおり等

昔ながらの知恵ですが、

丸まま食べれる物は丸まま食べる。

決してウソではないようです。


何でもかんでも全てバリバリとよく噛んで感謝して食べよう。



いかがでしょうか?

骨粗鬆症がまだ心配ですか?

備えあれば憂いナシといいますね。

しっかりと、バランス良く食べ、

しっかりと、エクササイズ・ウォーキングし

しっかりと、家庭での転倒防止の策、

しっかりと、郊外での転倒防止の策をしましょう。



                大阪市東住吉区南田辺 おくだ鍼灸整骨院
                      奥田洋嗣



ページの頭へ

ホームに戻る




 ページの頭へ

Copyright(C)大阪市東住吉区南田辺  おくだ鍼灸整骨院 .All Rights Reserved.
inserted by FC2 system