Q&A
各種疾患の疑問点ではなく、整骨院・鍼灸院に対する疑問です。
おくだ鍼灸整骨院に来院された皆さんに多い質問や疑問点などを集めてみました。
私の治療院だけでなくキット鍼灸院や整骨院に通院されている多くの方々の疑問点だと思います。
●質問
なぜ保険と自費があるの?
本来ならすべての人にどんな病気にも保険で治療できることが「国民皆保険」の目的です。
しかしこのことはあくまでにお医者様が患者様を治療する場合です。
◆ はり・きゅう治療には、もともと保険治療が認められてはいません。
お医者様の診断・同意書がある場合に、鍼灸師だけが条件付の特例で認められる場合もありまが
複雑になりますのでここでは述べません。 (詳しくは別の項で説明させていただきます。)
三叉神経痛、顔面麻痺など、アトピー性皮膚炎・喘息などのアレルギー性疾患、更年期障害による不定愁訴、肩こり、頭痛、腰痛などの、西洋医学が苦手とする疾患まで幅広く治療でき効果も期待できるのですが、その代わり残念ながら保険の取り扱いはできません。
◆ 柔道整復治療(整骨)には各種健康保険の取り扱いが認められております、・・が、
お医者様が扱う保険治療とは少し異なっております。
患者様の署名が必要ということも明らかに違う点ですね。
最も違う点は病気ならば何でもかんでも保険が使えるというわけではありません。
お医者様なら、うちみ・ねんざ・挫傷などの柔道整復師が扱える疾患はもちろんのこと、
例えばカゼや鼻炎、アトピー性皮膚炎・喘息などのアレルギー性疾患、高血圧などの循環器疾患、各種の内臓疾患、三叉神経痛などの各種の神経痛は当然保険が適用されます。
つまり基本的に治療行為に対しての全てに保険の取り扱いが可能なわけです。
整骨院における柔道整復師には到底無理なことです。
患者さんの多くがこの点を誤解されるようです。
最近は患者様のほうで、この症状には、接骨院・整骨院がおこなう柔道整復治療のほうが
早く楽に症状が良くなるからということで、うまくお医者様と整骨院を上手に分けられて
来院される方が多くなりました。
しかし、症状がかぶっている場合に保険の取り扱い上で時々トラブルが起きる場合があります。
柔道整復師が治療上保険が取り扱えるのは、
- うちみ・ねんざ・挫傷
- 膝・腰・肩・首・手足などの傷害された関節の痛み
- 傷害された関節に付帯する軟骨・靭帯・腱・筋肉などの軟部組織の痛み
- 傷害された関節の可動域の改善・機能回復など
- 骨折、脱臼については医師の同意が必要
その他も考えられますが簡単に解釈すると、傷害された関節、および関節周囲の
骨・軟骨・筋・腱・靭帯の、痛みや機能回復させるための有効な手技療法や電気療法には
保険の取り扱いが可能です。
単に疲労回復の目的や慰安目的等による施術には保険は適用されません。
また、はり・きゅう治療は、医師の同意書なしでは保険適用外になります。
関節の傷害による痛みや機能回復の場合には、柔道整復の保険適用ができます。
また充分に効果が上がります。安心して保険で治療されればよいと思います。
しかし三叉神経痛や、アレルギー疾患、自律神経失調症などの西洋医学の苦手とされる疾患、
また保険の治療ではなかなか効果が上がらない場合、あるいは健康保持・増進の目的には
自費の治療をぜひ試されると良いと思います。
大阪市東住吉区南田辺 おくだ鍼灸整骨院 奥田洋嗣
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●質問
それでは、全く 「はり灸治療」には保険は利かないの?
他の鍼灸整骨院は、、保険が使えるって聞きましたが?
答え 「 そうですね。 使えますが条件があります。 」
誠に申し訳アリマセンが、
患者さんが単に、保険証を持ってこられて、保険でスグに治療できるわけではアリマセン。
しかし、お医者様の診断書・同意書があれば可能です。
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●質問
ではどんな場合に保険がつかえるのですか?
< はり・きゅう治療の保険取り扱い >は可能ですが、
しかし、下記のような一定条件が必要となります。
1、保険が適用できる疾患
- 各種の神経痛
(三叉神経痛、坐骨神経痛、ヘルペスによる後遺症による神経痛など)
- リウマチ
- 頸腕症候群
- 五十肩
- 頚椎捻挫後遺症
2、医師の診断書、同意書が必要
患者様が直接お医者様に書類を持参してください。 (書類は当院で準備しております。)
患者様自身からお医者様にお願いします。 (当院からお医者様には頼むことは出来ません。)
相手のお医者様との関係をけっして悪くなさらないようにお願いします。
あなたとお医者様との信頼関係を第一番にお考えください。
3、医療の先行が必要
症状が慢性期に至っていなくてもよろしいが、
必ずお医者様が先に治療を行った後に、はり・きゅう治療が有効であると判断された場合に限り
診断書、同意書がいただけます。
したがって、上記の疾患であっても必ずしも診断書、同意書を書いていただけるとは限りません。
東洋医学に理解があり、患者様とお医者様と信頼関係のある方に頼まれることをお勧めします。
以上の条件を踏まえた上で診断書・同意書の必要な方は遠慮なく、受付までお申し出下さい。
診断・同意書をお渡しいたします。
東住吉区南田辺 おくだ鍼灸院
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●質問
「肩こり」などでも保険の治療が可能ですか?
いろいろな多くの問題を含んでおります。少し長くなりますがお読みください。
肩こり、首、腰などは各種の健康保険組合からも患者さんに、「問い合わせ」や
「柔道整復師に対する正しいかかり方」と称して、保険費の削減に躍起となっています。
まず身分と力の弱い所からという。 お上的発想ですね。
私感ですが、柔道整復師イジメだと思っています。
まず 「肩こり」 と言う病名、はありません。
肩がこる、首がこるという症状であって、あくまで症候名です。
従って、例え、お医者様でも 「肩こり」 には保険の適用の治療は出来ません。
お医者様でも、
「肩こり感、首のこり感」を伴った高血圧症、
「肩こり感」 を伴う肩関節周囲炎、頚椎ヘルニア、変形性頚椎症、
「肩・首のこり感を伴った」 自律神経失調症、各種の神経痛。などなどの
病名がついて、始めて保険が適用されます。
当然単なる疲労による肩こりには保険組合の言うように絶対にダメです。
慰安目的の肩・首のこりには保険適用はできません。
それがたとえお医者様でも保険適用による治療はできません。
当院などの整骨院などの、柔道整復師が保険を扱える場合は、
打ち身・捻挫・筋挫傷などの軟部組織の損傷や傷害です。
このような、何かキッカケのある損傷や傷害の付随症状として、
痛みなどのほかに「肩こり感」や「首のこり感」が伴ってしまった場合は可能です。
たとえば、「不意に振り返ったら」 「不意に前かがみになったり」 「洗面時や起床時」
「パット何かを持ち上げたり」 等など
どんな些細なキッカケでも「傷めたキッカケ」になります。
「どこが傷めるのか?」 関節の軟骨や関節周囲の関節包・腱・筋肉になるのです。
この場合に保険適用が可能です。
当院では、何度も言うように「肩・首・腰を揉んでくれ〜」「何分間ほど揉んでくれますか?」という
慰安目的の患者さんはお断りしております。
そのような方は、医療ではない保険適用外のクイックマッサージ、アンマ・マッサージ・指圧院、などをご利用ください。
いよいよ本題に移りますが、
健康組合のお知らせなどでは、
一般に外傷のように強い外力が加わった後に、限局性に急性の痛みを訴える場合は骨折や捻挫を念頭において容易に診断は出来ます。
この場合は何の問題もなく、本人も打撲、捻挫などと理解できます。
しかし、軽い外力に続発して亜急性に発症する場合は診断が難しい。
健康組合のお知らせではあえてこの部分を意図的に削除して、
急性の外傷のみを強調している場合が多い。
後で述べていますが、
本人も気づかないうちに、負傷している場合も多いのです。
ワザと肩こり等の保険適用外に誘導しようという意図が見え隠れしています。
その様な健康組合からお知らせがあっても、気にすることはありません。
特に、赤字の健康保険組合からがが多いようですが。
負傷の原因がわからないのなら、なぜか解らないが肩が痛んだので通院した事実を、
事実は事実として伝えればいいのです。
解らない場合は、素直に、治療をされた先生に尋ねればいいのです。
組合からのお知らせには、ワザワザ
「治療された先生に、尋ねないで返答するように。」と書かれています。
これも、あえて健康保険適用外に誘導しようとしている事実です。
あなたは、肩が、腰が、痛いから、あるいは辛いから通院したのでしょ。
あなたに、単純な疲労感による肩こり、腰痛かどうか?解りますか?
肩のエクササイズを一度お読みください。
少し長いですがいかに肩関節の関節周囲の複雑怪奇な動きがわかります。
もう一度お聞きします。
単純に疲労性の「肩こり」かどうか?あなたに解りますか?
当然、何度も、お知らせしていますが、慰安目的のアンマ・マサージはダメです。
「肩だけ揉んでくれますか〜」「もっと強く、もっと長く揉んでくれますか〜」はダメ。
初めて来院される方は是非 来院に際してをお読みください。
しかしこのように、健康保険組合のお知らせには、
ワザと肩こり等の保険適用外に誘導しようという意図が見え隠れしています。、
傷めた程度、強弱、症状の程度などは、保険適用の条件には全く関予しません。
皆さんが納めた保険料金が正しく使われるのが目的です。
正しく使えばいいのです。
「傷めて、痛い時」のため気楽に通院するために、皆さんが納めている保険です。
健康保険組合のための保険ではアリマセン。
そんなに赤字だったら、解体し、社会保険庁に移行すればいいのです。
でもなぜか解体しませんね。
柔道整復師の保険適用については、
詳しくは社会保険庁公布の「柔道整復師の施術による算定基準の実施の留意事項」の
第1通則の5の保険適用範囲に、
「療養費の支給対象になる負傷は、急性または亜急性の外傷性の骨折、脱臼、打撲、及び捻挫であり、内科的原因による疾患は含まれないこと。なお、急性または亜急性の介達外力による筋、腱の断裂について算定して差し支えないこと。」
説明すれば
●「急性の外傷」とは急激な外力がキッカケで生じた傷害。
●「亜急性の外傷」とは、反復的、断続的な外力がキッカケで生じた傷害。
「内科的原因」とは、痛風や神経痛、骨のガンなどによる関節の炎症など。
「内科的疾患以外の骨折、脱臼、打撲及び捻挫と、介達外力による筋、腱の断裂」とは、
つまり、
●内科的疾患が関与しなければ、「何かのキッカケのある痛みのある全ての傷害です。」
この条文のなかには、傷めたキッカケの強弱、症状の程度の強弱、傷害の大小を定める語句は、
全くアリマセン
例えば、肩関節周囲炎や頚椎症による痛みやシビレさえ、軽い打撲や捻挫機転などの加わった
外力すら意識していない事が多い。
と医学の世界では常識化されている。
また最近では,携帯電話によるメール操作やパソコンの端末操作など,凝り返す動作によって生じる種々の損傷(RSI)も頻度が高いので充分の問診をし,治療の必要がある。とされています。
当然発症機序としては、骨関節症性変化(多くは老化に伴う。あるいは未発達・未分化。)
という静的な要因に加え、
関節軟骨、関節包、筋肉、腱、などの動的ストレスが誘因となることが非常に多いということです。
この動的ストレスが「傷めたキッカケ」です。
如何ですか?
まず診断が有り、次ぎに治療です。
当たり前といっていい事ですよね。
何度もいいますが、
「ただ肩を揉んでくれ〜」「何分間揉んでくれますか」「強く揉んでくれますか」等などの
慰安マッサージ目的の人はお断りします。 また実際にお断りしております。
詳しくはお尋ねください。
次に肩・頚部についてもう少し詳しく述べましょう。
<肩の関節について>
肩関節は人体の中で最も動く範囲の大きな関節です。
肩甲骨の外側にあるくぼみにぶら下がるように、上腕骨の大きな丸い骨頭が筋肉・腱・靭帯・
関節包でつながれています。
肩甲骨は全体が筋肉におおわれて背中にはりついたようになって滑るように動きます。
肩関節が動くときには必ず肩甲骨も一緒に動きます。
肩甲骨の周囲には多くの滑液を溜めている袋があり肩甲骨の滑る動きを助けている。
そして肩関節の大きな動きを実践することができるのです。
腕の動きとして肩関節の動きをとらえると、前に上げる(屈曲)、後ろに伸ばす(伸展)、
横に上げる(外転)、内側に伸ばす(内転)、外側にねじる(外旋)、内側にねじる(内旋)に分けられ、それぞれの動きを組み合わされた複雑な運動を行います。
腕(上腕と前腕)の重さのみで3〜5キロが有り、常に肩甲骨と上腕骨の関節部分である
肩の関節に負担がかかり、なにも運動をしなくとも常に両肩で6〜10キロの重量がかかり、
日常生活には複雑な運動をおこなっているわけです。
また両肩の上には頭がありますが、頭の重さは6〜7キロあります。
頭を支えるのは頚椎ですがこの頭と首の動きの役目に大きく関係する筋肉も肩甲骨から頭の骨、
首の骨に付着して頭と首を曲げたり、反らしたり、回したりしていろいろな運動ができるわけです。
荷物を持ち上げたり、物を放り投げたり、移動させたり、手から肘、肩、首にかけてかなりの負担がかかります。当然、腰にも負担が大きいが肩は空中で宙ブラリの不安定な状態ですので
「何気ない動作」でも簡単に多くの傷害を起こしやすいと言えます。
この状態が肩こり感として付随症状として出現したりします。
一般に首の周囲から両肩にかけての緊張が高まっている状況が本人の自覚症状として
「肩こり」と表現されるようです。
如何でしょうか?
また一般に肩関節と言いますが、6箇所の関節から構成されています。
あなたは、知っていましたか?
肩甲上腕関節・肩鎖関節・肩甲胸郭関節・胸鎖関節・肩峰上腕関節(第2肩関節)と第一肋椎関節が正常に動くことによって、世間一般的にいう肩関節が正常に動く。
つまり6箇所の関節のどこかに異常、傷害がおこれば、肩関節の異常、傷害が起こるという事です。
また、それら関節に付着する腱、筋肉に異常、傷害が見られるのは明らかでしょう。
関節自体が先に傷害されるか、あるいは腱、筋肉自体が先に傷害されるかはその場、その時の状況、年齢などイロイロちがってくるとは思います。
単純に「肩こり」といっても非常に複雑ですね。
確かに単純な筋肉の疲労感として「肩こり」の場合もあるでしょう。
また本当に、肩の関節の関節包・靭帯・筋肉の傷害、
また肩甲骨の周囲の腱・筋・関節包の炎症や滑液を溜める滑液包の炎症などにより、
肩や肩甲骨の間が押さえつけられたように重く感じたり、板が貼ったような感覚をうけたり、
「肩こり感」として随伴症状として出現したりするのです。
痛みを感じたりすることが長く続く場合は、
単純な肩こりではない場合が多いので治療の必要があります。
また筋肉の緊張を高めるような、精神的緊張、同じ姿勢の持続、不良姿勢や不意の動作、
冷えなどは肩こり感を起こしたり、悪化させたりすることは当然考えられることです。
以上のようにいろいろな原因が重なり合って一般に「肩の凝り、肩のダルサ、そして肩の痛み」と
患者さんは、表現されているようです。
しかし、
それらを、何も知らない素人(失礼)の患者さんに聞いてわかりますか?
お医者様なら、そんなこと患者さんに聞くなというでしょう。
まず身分と力の弱いところから「柔道整復師イジメ」と、私が述べた理由です。
「肩こり」の症状が一種の火災報知機のような役目でカラダの異常な状態を知らせています。
どうも最近
「肩の調子が?」「いつまでも肩の痛みが?」「夜中に肩が?」「少し動かすと?」「角度によって?」
「いつまでも肩から背中にかけてなんとなく?」と思われたときは、単純な肩のこりの場合から、
本当に肩や首の関節の異常や傷害の場合もありますので、
一度お気軽に来院されることをお勧めします。
<首について>
首の痛み
首の背骨を形どる七つの骨を頚椎と呼びます。上の二つの骨は頭を支えて多くは回旋運動をになっています。また頚椎の前後には非常に数多くの筋肉や靭帯がついて重い頭(約6〜7s)を支えながら、下記のように大きな動き動きを実行します。
首の基本の動きは前後左右に倒す動き、左右に顔を向ける動き、それにぐるりと回す動きに分けられます。
頚椎の構造は主に背骨の前の部分は身体の支柱になって体重を支えます。首の骨であれば重い頭を支えて身体のバランスをとります。また背骨の前の部分には骨と骨の間に椎間板繊維と軟骨でできたクッションがあります。
また、肩で述べたように鎖骨や肩甲骨や椎骨からも頭蓋骨に付着する筋肉がたくさんあります。
頭や首が動く度にまた肩が動く度にお互いに影響しあいます。
2、背骨の後ろの部分は筋肉や骨どうしを結ぶ靭帯、筋が付着する骨のでっぱりがたくさんあります。それによって身体の前の部分とのバランスをとりながら、うまく二本足で歩くのです。
特に頚椎のカーブ(前彎)と腰椎のカーブ(前彎)とはよく似通っておりお互いにバランスを取り合いながら動く事が必要です。
3、 背骨の真ん中には脊髄が通っています。脊髄は脳から手足にのびる神経が束になって通る道であり、中継基地になっています。
どうでしょうか?
私たちは首が「痛い」という以外にも、首が凝ったとか、首が重いとか、首が突っ張るとかという表現をよくしますが、主に頚椎の骨や軟骨である椎間板また筋肉、靭帯の障害が原因であることがよく分かるとおもいます。
また首や腰や肩がお互いに影響し合っているという事実も認識できたと思います。
私たちの治療で範囲でもあり、保存療法でとても症状の改善が可能であり、効果の期待できる疾患の一つだと思われます。
ただし注意する点は、
3の脊髄が傷害された場合、たとえば首の脊髄であれば、痛いだけでなく動きがぎこちなかったり、力が弱くなったり、触った感じがわかりにくくなったり、痺れが来たり、手を使う時の巧緻性(緻密な動作)がなくなったり、足の痙性(足がつっぱてうまく歩けない、また両足がもつれてつまずきやすい、走れない)がでたりしたり、手足が麻痺したりして、ひどい場合は手足が使えなくなったりします。
頚椎症性脊髄症とよばれます。
神経障害が明らかで、悪化するようならば、手遅れにならないうちに手術を考えなければなりません
コレこそ健康保険組合が言うように、早く手術のできる医師に託すべきです。
脊椎手術ドットコム
当院でも専門医をご紹介します。ご安心ください。
よく似た症状でも、脊髄ではなくて末梢神経として頸髄から外にでる部分で軽い外力の傷害をうけ続けているうちに、その神経の知覚や運動をつかさどっている部分だけの障害がでます。
一度に強い外力を受けた場合の典型例がムチウチ症です。
これを頚椎症性神経根症といいます。この状態であれば最初は傷害された神経に沿ってつらい痛みが走ったり痺れたり知覚が異常になったりしますが、時間は結構かかりますが症状の改善は大幅に可能ですので、決してあきらめないでください!!
少なくとも、痛みは必ず改善できます。
1,2の傷害になりますのでご安心下さい。
保存療法で充分に対処できます。(お医者様で頚椎ヘルニア、頚椎症、変形性頚椎症等と診断されているが、手術の必要は別にないと言われている場合が多いようです。)
<健康豆知識>
ヘルニアは慢性化すると痛みは強くない。むしろ痛みは感じなくなる。
そして運動麻痺が起こる。 知覚障害が起こる。(触っても感覚が解らない。)
神経痛には痛み止めは効かない。痛み止めが効くなら、神経痛ではない。
変形イコール痛みではない。変形は単純に老化現象です。変形は治らない。でも痛みは治る。
痛みが起こるには変形、プラス「何か」が必要その何かが外力による傷害の場合が多い。
ほとんどの場合は、1,2の傷害だといえると思いますのでご安心ください。
つまり、3の傷害がある場合には要注意ですが非常にまれなケースといえます。
首がおかしいと思われたら是非ご来院下さい。
大阪市東住吉区南田辺 おくだ鍼灸整骨院
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●質問
痛むとき、冷やしていいの?暖めていいの?
骨・軟骨・関節包を含む関節と周囲の組織である筋・腱・靭帯を 「冷やすべきか温めるべきか?」
基本的なことにもかかわらず適切な答えがない場合が多いようです。
スポーツ後のアイシングはよく知られていますね。
関節の痛みの場合、関節が実際に腫れて熱をもっている状況では、冷やすことがすすめられます。しかしそれも約3日間ほどで、その後は多少熱をもっていても積極的に温めて組織の血液循環を
よくしたり、組織の柔軟性を取り戻すために温める方法を取られる場合が多い。
またどちらか分からない場合は、気持ちの良い方を選んでくださいと、曖昧に言われる場合が多いようです。
当院が冷却を指示する場合は
- 当然、腫れて熱を持っている時、腫れていなくても皮膚の表面を触れて熱感がある場合。
- ズキズキとうずく痛みを感じがあったり、皮膚を触れて熱感がなくても自発痛(動かさなくてじっとしていても痛みを感じる)がある場合。
- 関節を動かしたときに痛みが出現する。また関節を動かした後に痛みが出現する場合。
当院ではどちらか分からない場合にも、「冷やしてください」と指示します。 冷却を重要視する理由を簡単に述べてみます。
まず、「 痛みの悪循環 」を述べてみます。
関節は絶えず動く、また動かすことによって正常な機能を保つことができる。
動かさなければ廃用性萎縮に陥ることはよく知られているし、そこまで進まなくても筋,腱が硬くなり、
動きが悪くなり動かそうとすると痛む、痛むから動かさないという悪循環に陥る。
治療はこの悪循環を、まず最初に断ち切ることから始まります。
必ず、最初は痛くない範囲で関節を動かします
関節を動かせば、関節自体はモチロン、当然周囲の組織に熱が蓄積され蓄熱状態になる。
筋肉、腱、骨などの軟部組織とりわけ、関節を構成している構成成分は主に水分、コラーゲンという膠(にかわ)成分とカルシウム等の無機質でできている。
特に膠は熱で変性しやすい性質を持っている。
例えば膠が熱により柔らかくなりもう一度もとに戻る場合、周囲の膠とくっつき硬い状態で修復される。
障害後の骨や筋・腱・靭帯が硬くなったり、関節が硬く動きにくくなる状態です。関節可動域の低下ですね。また筋力低下にもつながります。
健康な関節においても、使いすぎた後は熱が蓄積し変性しやすい。(オーバーユースの障害)
まして一度でも障害を引き起こした関節は直ちに熱を蓄熱しやすく変性し元の状態に戻りにくい。
いっときも早く継続して、たまった熱を冷却して排熱すべきです。
いかがですか?冷却の重要性が理解できましたか?
また障害された関節はわずかな力によって炎症が起こりやすい。
炎症が起きると熱が発生し痛み物質である「サイトカイン」「P物質」「フォスフォリパーゼA2」などが生成されますます痛みが増強される。
冷却により炎症を抑え排熱により痛み生成物質の発生を抑制させる。
障害関節周辺の局所を冷却していく。
したがって、
障害関節局所では血管が収縮し、その周辺から熱が奪われるため局所的に温度が低下、
循環が低下して物質代謝が抑制される。
同時に障害関節の病変の進行の速度が鈍り、病変組織の血液循環は確かに低下し、
免疫力は低下するが、障害関節局所以外の全身の血液循環、全身の免疫力は何ら変わることはないので、冷却された障害関節周囲の病変組織にたいする免疫力、血液循環は相対的に逆に
高まる結果となる。
結果的に障害関節にたいしてのアイシングは病変組織の血液循環・免疫力の向上になる。
アイシングの目的の基本は、排熱であって生活力の低下、停止ではありません。
「 痛みの良循環 」は
炎症を抑える。→痛みが減少。→関節運動の増大。→
関節包・筋肉・腱の柔軟性、収縮性が良くなる。
少し良くなっても運動後は炎症は起こりや易いのでアイシングで炎症を抑える。
痛みの減少、・・・・・・・という良い循環になってていくわけです。
これが当院がアイシングを勧める理由です。
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●質問
はりは痛くないの?お灸は熱くないの?
「はい。」
「鍼は全く痛くありません。」
「お灸は熱くありません。」
当院のはり・きゅう治療はとっても気持ちが良いですよ。
生命力の強化を目的としていますので、痛み刺激はありません。
鍼を痛くなく刺入するのがプロでしょ。
痛みを与えて刺すのなら素人でも刺せますヨ。 そう思いませんか?
また古典には鍼は「蚊に刺されるように刺せ。」と記載されております。
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●質問
子供でもはり・きゅう治療はできますか?
「はい。できます。」
「関西では赤ちゃんの夜鳴きの小児の癇虫のはりは有名です。」
定期的にはり・灸治療をされると丈夫で健康な体になります。
また喘息やアトピー性疾患などはできるだけ早い内に治療されることをお勧めします。
「そのうちに治まるよ。」と言われて青年になっても治らず段々と悪化し治療にてこずるケースがたくさん見受けられます。
治りやすい時に早く治すのは治療の鉄則です。
「痛みを与えません。」ので赤ちゃんから子供まで充分に治療できます。
世間一般に「悪い事をしたらお灸をすえますよ。」という痛くて熱い悪いイメージがありますが、そんな事はありません。
また鍼は串のような鍼を想像されるようですが、当院では使用しません。
イロイロと鍼の種類がありますのでご安心下さい。
赤ちゃんから超過敏体質の人のため全く刺さない鍼まで何種類も用意しております。ご安心下さい。
ただし、お子さんは白衣に対してかなりの恐怖感を持っておられます。
また見知らぬ人に対しても警戒感と恐怖心を持っていますので、泣かれることはあります。
2,3回治療をすれば気持ち良いことがわかりますので積極的にベッドにあがってくれます。
ご安心下さい。
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●質問
鍼からの感染が心配ですが?
「全く心配いりません。」
肝炎ウイルス、エイズウイルスなどの感染をご心配されておられるのでしょう。
当然といえば当然ですね。 いくら痛くなく鍼を刺入しても体の中に入るますもんね。
当院の鍼は高圧蒸気滅菌しておりますので感染の心配はありません。
またそれでも不安な方には使い捨ての鍼を使用しますので、遠慮なく申し出てください。
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●質問
肥満の治療はされていますか?
肥満は治るのですか?
これもよく聞かれますね。
まず、結論から当院では肥満治療は行っていません。・・・・・しかし
「肥満は治ります。」・・・・本当です。
もっと詳しく、また肥満を解消しようと思われている方はダイエットをお読みください。
このQ&Aコーナーでも少し長くなりますが説明します。
「肥満は生活習慣病」だと思ってください!!
「生活習慣病」の正しい治療は、
間違った生活習慣を正しい生活習慣に戻せばいいのです。
器械や手技やはり・きゅうだけで決して痩せることはアリマセン!!
生活習慣病は生活悪習慣を続けていては永久に治りません。
つまり 「肥満に対する治療で痩せる。」 は幻想に過ぎないのです。
例えは悪いですが、
溜まった大きな借金 (肥満という) を、
本人が働かずに汗もかかずに他人に返済(痩せる?)してもらうことと同じです。
そんな都合のいい、勝手な話は世の中にアリマセン。
そんなことを言うのは、多重債務者を食い物にしている・・・・・・だけです。
また生活習慣病の糖尿病を 「何でも食べて、動かず、コレさえすれば治る。」
という治療者を、「あなたは信じることができますか?」
という訳で、当院では肥満の治療はしておりません。
本当に痩せるとは?
ダイエットに関する多くの疑問、正しい肥満のダイエットを知りたい方は、
こちら 「ダイエット」 を是非お読みください。
本当に痩せれますよ。それほど難しいことではアリマセン。
以下は肥満に対する当院の姿勢と治療の考え方のさわりです、
興味のある方はお読みください。
「肥満!!」イヤ言葉ですね。
女性の方から何かいい方法はナイの?・・・・・・とよく尋ねられます。
それもほとんどそれほど肥えていない方に!!
肥満度チェック
BMI=体重(s)÷身長(m)÷身長(m)
BMI 18.5未満 痩せている
18,5〜25未満 標準
25〜30未満 肥満
30以上 高度肥満
BIM指数が25以上あり、女性でウエスト(お臍の位置)が90cm以上、男性で85cm以上あると、
内臓肥満の可能性が高くなるといわれています。
(例)身長165cm 体重60s
60÷1.65÷1.65=22、038567
標準体重ですね
身長165cm 体重65s
65÷1,65÷1,65=23,875114
まだ標準体重
68キロで24,977043
まだギリギリの標準体重ですね。
70キロで25,71161
肥満です。
あなたの肥満度は?
しかし当院では基本的に体重減少を目的とした肥満の治療はしておりません。
「膝痛」の稿でも述べているように肥満を気になされますがそれほど関係はありません。
最近注目を浴びているメタポリックシンドロームにも病気の捏造と批判的な医師も多く、
海外でも批判的なようですネ。
本当の真偽はわかりませんが・・・・・・・・世間一般では
あなたは体重が重いから「膝が治らない」、「腰痛が治らない」「心臓、高血圧」「膝・腰の痛みは体重のせい」とよく言われますね。
あたりまえですが、体重が軽いにこした事はないでしょうが・・・・・。
じゃあ体重の軽い人は変形性膝関節症や膝痛、腰痛にならないの?
確かに内臓肥満は決して良くないし健康に悪い事は明らかな事実です。
また体重が軽いと症状の軽減は確かに早いですが。
運動器疾患と肥満の因果関係も良くわかっていません。
それは「当っている事もあるし、当っていないこともある。」というのが事実でしょう。
治療家の逃げ道としての言葉?のような?
それにかこつけて、治療院で肥満治療をするのはどうでしょうか?
ただいえる事は肥満の方は運動していないし、食べ過ぎである事はハッキリした絶対の真実です。
運動しないと軟骨、骨は丈夫にならないし、関節包内の栄養液の循環は悪くなるし、
運動しないと筋肉・腱・靭帯は弱ってきて、
廃用性萎縮に陥るの事実はハッキリとしています。
結果的に腰や膝がますます痛くなるし、ますます動かなくなり体重も増加する。
これでは悪くなるのは当たり前。
痛みの悪循環です。 各種慢性疾患の悪循環でもあります。
治療により痛みなどを減少させ、関節の可動性を良好にして、、筋肉.・腱を正常化させ、運動し、
結果的に体重が少し減少していく。
運動器疾患の痛みを治す良循環です。 各種慢性疾患を治す良循環でもあります。
そこで、当院においては治療のうえで、無理のないウォーキングをお勧めしたり、
治療の一環として無理のないエクササイズをお勧めすることはあリます。
実施されると結果的に少しの体重の減少をする場合もあります。(多くは2〜6キロの減少程度)
ウエストも確実に5〜10センチ減ります。
痩せておられる方は反って2〜3キロの体重の増加を見られる方もおられます。
しかし特別に肥満の治療、体重の減少を目的とした治療は一切行なっていません。
本当に病気で肥満治療の必要な方は、必ず病院の肥満外来をお受けください。
素人療法は本当に危険!!
ただ単に痩せたいと願っている方は、
基本はいたって簡単。
消費エネルギーと摂取エネルギーのバランス!!
食事の栄養のバランス!!
以上の3点です。これ以上もこれ以下もありません!!
なにもしなくて普通に食べて、運動量も変わらないのに体重が減る?
チョット,考えてもオカシイと思いませんか?
危ない腰痛の原稿をお読み下さい!!
・・・・痩せるに王道なし!!・・・・・・
間違っても〇〇の器械で痩せる。
〇〇を食べて痩せる。〇〇を飲んで痩せる。〇日間で痩せる。
ナンテうたい文句に騙されないように!!
多くは物品販売目的が多いようです。
それも栄養のないお腹の満腹感を満たす食品。
また食欲をなくすためのあらゆる手段。
便通を良くする食品(これはあながち悪くはない)などなど
を高額な値段で販売。
ほとんどの結果は、栄養の偏りで決して健康に良いとは・・・・疑問です。
日本人はお米のご飯をきちんと主食とし、おかずを何種類か食べ,お味噌などの
自然の食品をバランス良く食べればそれで良い。
また本当に手技や電気治療だけで、普段と変わりない生活で痩せるのか?
大変疑問です。
治療家は治療に必要な肥満に対するアドバイスはしても、
それで肥満の治療と称して物品を販売したり、
肥満の治療と称して器械や手技で治療費を請求していいのか?
果たして、肥満治療の謳い文句で患者さんを集めていいのか?
・・・・・・・大変疑問ですし、治療家としての姿勢を疑います。
医療もビジネスでしょうが、
単純性肥満を扱うビジネスはデブ、コンプレックスビジネスと呼ばれている、
昔から存在するビジネスの一部です。
過当競争のために医療の分野に肥満を扱う治療院が増えました。
医療に携わっている人たちは決して、
ビジネスのための医療であってはイケナイと思っています。
各種のサプリメントはモチロンの事ですが健康食品の類についても同様に考えています。
アドバイスはさせて頂きます。しかし販売はしておりません。
是非、正しい肥満ダイエットを実行してください。
ちなみに私は
身長165cm 体重51〜53キロをウロウロしています。
BIM指数は
53÷1,65÷1,65=19,4674
標準
通勤に往復約40分の自転車通勤
約45分間のウォーキングを週に2〜3回程度
食事は
朝 食パン1枚マーガリンを塗ってその上からジャムを乗せて食べます。
コーヒー一杯、バナナ半分
昼 お弁当(ご飯は茶碗1杯と半分程度、おかず3種類以上)
インスタントですが本当の味噌の味噌汁一杯
夜 ビール500cc 日本酒はお燗して1合以上2合まで
ご飯 茶碗2杯から3杯 おかずは必ず4種類以上
必ず具が入った味噌汁2杯
以上がおおまかな毎日の食事です。
毎日、結構食べているでしょう。
間食は時々,おかき、ピーナッツ、イカふらい,カールなどを食べます。
休みの日はこれでまたお酒が増えます。
チョコレートはキットカット、チョコフレークが好きです。
クッキー類、ケーキ類は、ほとんど食べません。
シュークリームは好きで良く食べます。食べるときは2〜3個を食べます。
それでも53キロ以上肥えることはありません。
いかがですか?
というわけで当院の姿勢としては
単純性肥満の治療は行なっていません。
また、お医者様から病的肥満あるいは症候性肥満と診断された方は、
(肥満の約10%で残りの90%以上は単純性肥満です。)
必ず肥満専門の病院で治療をしてください。
日本肥満学界をリンクからお読みください。
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●質問
危ない腰痛について教えてください
赤旗徴候(レッドフラッグ)に注意
★一般的なレッドフラッグ:1ヶ月以上続く腰痛、夜間の安静時痛がある。痛みで夜も寝むれない
★癌をみつけるレッドフラッグ:年齢50歳以上、癌の既往、説明のつかない体重減少、
夜間の安静時痛
★乳癌、前立腺癌、肺癌、腎臓癌の既往は最も骨転移が多い。
★化膿性脊椎炎に対するレッドフラッグ:静脈注射の乱用・尿路感染・皮膚感染、脊椎の打痛、
発熱・悪寒、免疫抑制状態
★圧迫骨折に対するレッドフラッグ:年齢70歳以上、外傷の既往、ステロイド使用
★身体所見では
馬尾神経圧迫症状、特に肛門周囲の膀胱障害(尿閉、頻尿)、下肢のひどい神経症状、
肛門括約筋の弛緩などに注意する。
しかし痛みは強くとも、腰痛の多くはそれほど心配しなくてよい。
如何でしょうか?
皆様の腰痛は?
上記の赤旗徴候レッドフラッグに該当しますか?
全腰痛症の中で、腰痛患者のうち最も多いとされている、
椎間板ヘルニアが4%、脊椎圧迫骨折4%、脊柱管狭窄症3%、脊椎すべり症3%、
悪性腫瘍0、7%、化膿性脊椎炎にいたっては0、01%の罹患率です。
つまり、腰痛症のほとんどがまず心配が要らないというわけです。
そしてその中の数パーセントが手術に踏み切ります。
脊椎手術ドットコムをリンクから
この統計からも、外科的手術が必要な腰痛は5%ほどであり、
100人のうち90人は保存的療法で対処できるということが、理解していただけると思います。
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●質問
危ない頭痛について教えてください。
注意すべき頭痛
くも膜下出血
頭痛が起こる3秒前まではなんともありませんでしたか?
いきなりバットで頭を殴られたような痛みですか?
これまでに経験したことのないような激しい痛みですか?
起こり方はまさに突発的、徐々にひどくなるということはない!!
頭痛の部位は頭全体のことが多いが、後頭部が痛いと訴える場合もある。嘔吐・嘔気が見られる。頭痛を訴えて発症した後に全身けいれん発作を起こしたり、急激に意識障害が進みこん睡状態になるここともある。
疑ったら、患者に力を入れさせたり(歩かせるなど)、疼痛刺激をあたえてはいけません。・・・・・・ 救急車を呼ぶのが無難。
脳腫瘍
まれですが進行性に悪化して、さらに片麻痺や構音障害、視野欠損などのなんらかの神経症状をともなうときは脳腫瘍を疑う。
頭痛は朝方に強くなる傾向がある。・・・・・・ポイント
患者のコメカミを強く挟み込むと頭痛がひどくなるのも頭蓋内圧の亢進の徴候です。咳や力みで頭痛が増悪するのも同じ理由です。
小脳腫瘍
小児に発生しやすい。小児が頑固で進行性の頭痛を訴えたり、歩行が不安定で動揺性になったり吐き気、嘔吐があるようなら小脳腫瘍も考える。
髄膜炎
主な症状は、頭痛、嘔気、発熱(39度以上の場合が多い)である。
頭痛と嘔気は片頭発作でも見られるし、頭痛と発熱はカゼ症候群でも見られる。
しかし、頭痛、嘔気、発熱の3つがそろっており、一見して「いかにも具合が悪そうな重症感」を感じたら髄膜炎を疑う。
<簡単な兆候に注意!!>
通常の明るさでもまぶしく感じる。
下を向くと後頭部が痛む。あごが胸につかない。
頚部硬直という:頭部を胸の方に持ち上げようとしたときに抵抗する。
左右、回転には抵抗がない。
しかし出ないときも有ります。
側頭動脈炎
55歳から60歳以上の中高齢者が(男女の差はない)、かなりひどい拍動性の頭痛を訴えたらまず疑う。痛みの部位は典型的にはこめかみで、一側性の場合も両側性の場合もある。
浅側頭動脈が炎症のため腫れて、圧痛がある。拍動性の強い痛みであるが動脈の拍動は触れない。拍動性に痛むのに拍動がナイ・・・・ポイント
時には後頭部の動脈が痛む場合もあるので注意を要する。
全身の倦怠感、食欲不振、微熱、体重減少などを伴うことが多い。
赤沈は高度に亢進し、CRPなどの炎症反応は強陽性である。浅側頭動脈は外頚動脈の枝であるが、炎症が内頚動脈へ波及して眼動脈にまで至ると網膜への血流途絶のため失明する恐れがあるので、早期の診断と治療が重要である。一旦失明すると回復は期待できない。
約50%の例に非特異的な多発性筋痛、関節痛を伴う。(リウマチ性多発筋痛症)
次ぎに述べるリウマチ性多発筋痛症と同様に内科的治療が必要。
リウマチ性多発筋痛症
55歳から60歳以上の中高齢者(女性に多い)が肩や腰、四肢近位筋や関節痛などの痛みを訴えて、全身倦怠、食欲不振、極端な体重減少(3ヶ月で10キロ減少など)を伴う場合は、リウマチ性多発筋痛症を疑う。
検査では赤沈、CRPなどの炎症反応の強陽性などが特徴的である。約20〜30%が側頭動脈炎を合併するといわれているが、単独でも発症する例もある。側頭動脈炎を合併しない例でも、病理所見が同様である。同一あるいは、近縁疾患だといわれている。
非常に内服薬が効くので内科の診断を仰ぎべきでしょう。
急性緑内障発作
中高齢者に多い。症状はときに突発的にといってよいほど突然に、急性に始まるので、くも膜下出血、激しい片頭痛などと見違えないようにしたい。
眼球の激痛、視力障害、光を見たときの周囲のぼんやりとした、色のついた輪が見えるなどがポイントである。(虹輪視)
もともと緑内障の治療を受けていたということを患者から聞き出すことも診断のヒントとなる。
急性緑内障発作は眼科的救急疾患と考えられるので、ただちに眼科へ紹介する。
どうです。こんな頭痛はほんのわずかしかありませんよね!
安心してくださいね。
一応知っておくと便利だと思いますので、お知らせしておきます。
少し専門的すぎたかな?
簡単にまとめてもう一度いいますよ!!
突然あるいは急に今まで経験したことがない頭痛が起こった場合、くも膜下出血、脳出血、髄膜炎などをまず考えて、至急に病院に入院治療をする。
また50歳をすぎた患者の新しい頭痛では、片頭痛や緊張性頭痛、心因性頭痛は考えにくく側頭動脈炎、脳腫瘍、髄膜炎の可能性は特に注意すべきでしょう。
病院で一応検査されることをお勧めします。
その頭痛は危ない!!
頭痛で死ぬ病気(くも膜下出血と脳腫瘍)か、
死なない病気(片頭痛、筋緊張性頭痛ほか)
★くも膜下出血・・・・・突然ピーク型の頭痛
痛みの強さよりも時間的経過・・・・徐々に痛みが強くなることはない。3秒前は全く痛くない。
診断はどうでも良い。
意識障害、神経障害などの有無は関係なく、即救急車
★脳腫瘍・・・・目覚め型の頭痛
頭痛を感じた時間を問いただす。
朝とか昼とかではなく眼が覚めた時が頭痛のピークであるということ。
「本当に眼が覚めて寝床にいたときに頭が痛かったのか?」
眼が覚めて、まだ起き上がらない、寝床の中にいるときに一番頭が痛かったという証言があれば、即刻、脳外科に行く。
この2種類が即入院しかも必ず脳外科行き!!
頭がボー、視野欠損、両目の前が暗くなるも卒中の疑い有り。
素人療法は危険です
上記の症状はスグにお医者様に。
大阪市東住吉区南田辺1−9ー43 おくだ鍼灸整骨院 奧田洋嗣
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